1日ひとつを目標に
短いお話を紡ぎましょう
◆何がそんなに悲しくて、(ぬら孫:竜二)
『……竜二様、本当にいらぬと仰るので?』
「あぁ、そんなもんはいらん」
『貴方にかかった、その狐の呪いはどうなさるのです』
「死んじまったら、その時はその時だ」
『私(わたくし)の血肉が、その呪いを解くと申し上げても?』
「あぁ」
『私が、貴方に殺されることを望んでも? 私が、貴方に血肉を捧ぐことを望んでも?』
「あぁ、いらん」
『……私が、灰色の存在であるが故のお言葉ですか?』
「阿呆」
何が悲しくて、愛した女を殺してまで生きねばならんのだ
(……私は400年ほど生きて参りましたが、そんなお言葉は初めていただきました)
(そうか)
(竜二様……お慕い、申し上げております)
(…知っている)
==============================八百比丘尼の血をひく不老不死気味ヒロインと呪いで短命な花開院本家長子の竜二さんのお話が書きたいです。
大切な人を何人も看取ってきたヒロインとか、花開院としての立場からヒロインとの関係に悩む竜二さんとか、自らの命を以てしてでも竜二さんを生き永らえさせたいヒロインとか、ヒロインと共に未来を歩みたい竜二さんとか……書きたいっ…( ゜皿゜)!!
2015/05/07(Thu) 00:30
◆何度でも"はじめまして"を(よんアザ:ベルゼブブ)
『ベル、ゼブブ…?』
もう二度と聞けないと思っていたその声は、数百年の時を経ても変わっていなかった。
年老いた彼女を看取ったあの日、私はらしくもなく絶望し涙を流したというのに。所詮彼女は人間だったのだからと、そう言い聞かせながら、立ち直るのに何百年も要したというのに。
「えぇ、ベルゼブブ優一と申します。以後お見知りおきを」
こちらこそ、と微笑むその顔も昔と何ら変わっていなくて――悪魔であるにも関わらず、敵であるはずの神に感謝の念を抱いた。
((これから先、何度でも"はじめまして"を交わしましょう))
((そして願わくは――私が死ぬまで、その声で私の名を呼んでください))
==============================悪魔×人間って個人的にはすごくツボです、悪魔にとって人間ってすごく刹那的なんだろうなとか思うと滾ります(/▽\)←
何度も生まれ変わる(転生する?)ヒロインと毎回(もちろん同じ一人に)恋するべーやんってぷまi…素敵だと思いませんかッ←
2015/05/07(Thu) 00:30
◆泣きたいときは、(弱ペダ:荒北)
『あ、靖くん、お疲れ様。タオルとドリンクどうぞ』
「ん。あんがとネェ」
『あ、そうだ。相棒くん整備しておくから、着替えておいでよ』
「んー……今日はどーした?」
『えっ…な、何が?』
「だから、何にそんなに凹んでんのって聞いてんの。まァた女どもに何か言われたとか?」
『や、やだな靖くん……私は何も凹んでなんか、』
「このバァカチャンが。お前、しんどい時に限って整備したがンがろォが。俺が気づいてないとでも思ってンのォ?」
『う…靖くん……何で、そんなに聡いの』
「さァ? お前の彼氏だからじゃナァイ?」
『ッ…! ……ふぇぇ…靖く、んっ…!!』
「はいはい、オイデ」
泣きたいときは、
((言えよ、きつく抱き締めてやるからサァ))
==============================チャリ部マネさんなヒロインは東堂ファンとか新開ファンとかに色々言われちゃったり。そんでそれを溜め込んじゃったり。
しんどい時こそ明るく振る舞うヒロインを見逃さないアラキタさんだと萌えます(`・ω・´)キリッ←
でも「俺の彼女何泣かせてくれてんだヨ、ゴラァ」みたいに内心ブチギレてたらなお萌えます←
こんなところで私信もなんですが、愛してやまない我が親友、しぃちゃんへ。
しぃちゃんにはアラキタさんみたいな彼氏が似合うと思うよ!\(^o^)/!←
2015/05/07(Thu) 00:29
◆天国で、待ち合わせ(JOGIO:花京院)※キャラ死亡表現アリ
私の親友が泣いている。空に昇る煙を前に、静かに泣いている。目深にかぶった学生帽でも隠しきれない涙は、きっととてつもなく尊い。
『なあ、花京院…お前ェとんでもねえことしてくれたなァ。見ろよ、承太郎が泣いてるじゃあねえか。あの承太郎がだぜ? それをお前ェはさっさと煙になっちまいやがって……承太郎の涙がいくら珍しくてもよ、せめて拭ってからいってやれよ。それくらいの気遣いが出来る男だっただろうがよ、お前ェは。なあ、花京院よォッ…!』
いやに愚痴っぽくなった台詞は、声高に叫びたくとも叫べなかった。私の親友を更に泣かせて仕舞うから。私では、その涙を拭ってやれない。痛みを、取り除いてやれない。
それに、例の台詞をくれてやりたい奴は、その腹に開いた穴ごと煙になって、私たちのいけない所へさっさといってしまったのだ。
『このやろう、お前ェって奴ァとんでもねえ親友だぜ……覚えておけよ? 私がそっちについた日にゃあ、この怨み、耳にタコができるまで繰り返し聞かせてやらあ…。泣いて謝ったって許してやらんからなァ』
天国で、待ち合わせ
((承太郎と生きて、生きて、生きて、生きて、そのあとでお前ェをこき下ろしにいってやるよ))
((私も承太郎も、待ち合わせに遅刻するなんざ後にも先にもこの一回きりだ、文句たれるんじゃあねえぜ))
==============================久々に漫画読んで泣きました…。・゜゜(ノД`)3部好きだァッ…!!
JOGIOキャラは私にとって神聖すぎて、我が子と恋愛させられません…。私が彼らと友情を育みたいからかもしれません。
今後も、JOGIO夢には友人(親友が理想)ポジにてそこに痺れる憧れるゥな日々を送るヒロインしか登場しないと思います(´・ω・`)ちなみにヒロインのガラが悪いのは趣味です←
2015/05/07(Thu) 00:29
◆アカイイト(ルパン三世:次元)
『――あの…こちら、ジゲンダイスケ様のお宅で間違いないでしょうか?』
やけに丁寧な物腰で我らがアジトを訪ねてきたのは、東洋人らしい長い黒髪が印象的な若い女だった
「お宅ってぇほどちゃんとした家じゃあねえが……アンタは?」
『し、失礼致しました! 私(わたくし)、**にて帽子屋"Fedora"を営んでいる者です』
「すると、不二子がこの帽子を頼んだ…」
『はい、先日ミネフジコ様からご注文を承り、私がお作りしました。本日はその件でジゲン様にお話がございまして…』
「俺に…? もしかしてあの女、まだ帽子の代金を払ってねえとか!?」
『いえ! お代は既にいただいております! ですが…その、いささか、』
「足りねえか」
『違います! 逆です、多すぎるんです!! わ、わたしこんなにいただけません!』
さっきまでの慇懃さが過ぎた態度から一変、しかし多少は砕けながらも敬語はそのままにオロオロしだす女店主
こっちの方が、より年相応で好ましい
『あの、ですから、こちらの頂きすぎている分をお返ししたくて、その、』
「――悪いが、それは全部貰ってやってくれねえか」
『え?』
その帽子がなけりゃ、俺は今頃ここに居ねえからよ
==============================TVシリーズで、帽子がないと百発百中じゃなくなる次元の話があった覚えがあるので←
"Fedora"とは次元が被ってるソフト帽という帽子の別名みたいなのです(^^)
タイトルが一見無関係ですが、遠音の中ではちゃんと意味があります!←
そこら辺をMiddleにてちゃんと書こうと思っているので、少々お待ちくださいm(_ _)m
2014/09/15(Mon) 21:33
◆優しさで出来ています(テニプリ:乾)
「ん…」
『どうしたの、乾?』
「いや…少し、頭が痛くてね」
『……乾の頭痛の原因が寝不足の確率、99%。大方、遅くまでデータの整理とかしてたんでしょう?』
「……」
『図星みたいね。早く薬飲みなさい…と、その前に何かお腹に入れなきゃね。――ちょっと待ってて』
勝手知ったる何とやら――台所に立って冷蔵庫から取り出した食材を料る姿は、まるで何十年も前からこの家に住んでいたみたい。
『ほら、お粥』
「あぁ…ありがとう。――…うまい」
『そう、それは良かったわ。食べたら、これ飲んで少し寝なさい』
差し出されたのは、バファリン。
……全く、君はどこまで我が家を知り尽くしてるのかな。
「……頭痛、治まったかもしれない」
『あら、半分が優しさのバファリンより効いた? …なーんt』
「あぁ、」
なんてったって、100%が優しさの手料理だからね。
((どうやら君は、どんな薬よりも俺に効くらしい))
==============================見事に乾先輩のキャラを見失いました←
乾先輩には知的なお姉さんが似合いそうだなあと思い書き始めたのですが……(;・ω・) アレ? アルェ?
遠音の趣味がただ漏れてしまいましたね…ハイ←
ヒロインのその後の反応は、皆さまのもうそ……げふんげふん、想像にお任せしますねっ←
2014/09/15(Mon) 21:25
◆名医も太刀打ち出来ません(◆A:沢村)
『栄ちゃん…どうしよう、私病気かもしれない』
「えぇっ!?」
『だってね、私栄ちゃん見てると胸がきゅぅってなって、心拍上がって、息が苦しくなるの…』
「お前それかなりやべぇじゃねえ、かっ……ん!?」
『栄ちゃん…?』
「やべぇ…俺もおんなじ病気かもしんねえ……お前見てると苦しい、まともに見れねえ」
『えぇっ!? 栄ちゃんも!?』
「くそっ……何だよこれっ…!」
『どどどどうしよう栄ちゃん!? く、くりすせんぱいなら何かしってるかなあぁ!?』
「そ、そうだな! 行こうぜ!!」
名医も太刀打ち出来ません
(クリス先輩!) (助けてください!)
(……)
(何で何も言ってくれないんスか、俺らそんなにやべぇ病気なんスか!?) (えぇ!?)
(お前たち……それは故意に言ってるわけではないんだよな?)
(へっ?) (こい?)
(……いや、悪かった、もういい)
==============================彼らは青道の愛すべきバカとして可愛がられ、弄られてゆくのでしょう(一部の苦労人を除いて)←
そして無自覚両片想いはなまあたたか〜く遊ばれながら見守られることでしょう(*´艸`)ああ加わりたい←
2014/08/21(Thu) 17:42
◆盲目(復活:ルッスーリア)
『ルッス、ルッス…ッ』
「大丈夫よ、アタシは此処に居るわ」
『っ、お願い、行かないで…独りに、しないで…っ』
「アタシがアナタを置いてなんて行くわけないでしょう、ほら」
『っ、ルッス…!』
温もりに触れていないと安心出来ない、光を失ったコドモ
闇に怯え、孤独に怯え、泣きじゃくる姿は、それはもう痛々しいのに
哀れだと、憐れだと、そう思うのに――
この子が縋れるのがアタシだけなんて、その事実に優越感を感じずにはいられない
この歪んだ笑みをアナタがもし見られたならば――アナタはきっと、アタシに幻滅してしまうのでしょうね
そしてアタシは、軽蔑されてしまうのだわ
みえない、みせない、みえない
((アタシの偽善に巻き込んで、ごめんなさいね))
((でも、本当に、愛しているのよ?))
==============================…かっこいいオカマの書き方はどこで売っていますか←
色んな意味でお互い盲目な二人の切なさとか切なさとか切なさとかを書きたかったんだ……珍しくシリアスェ…(´-ω-`)いちゃらぶなハッピーエンドをください…!←
2014/08/21(Thu) 17:37
◆欲しいのは貴方の唯一の(magi:シンドバッド)
「せっかくの宴の席でそんな顔をするくらいなら、シンを殴るか部屋に下がるかしたらどうです」
『……ジャーファルさん…』
「それとも、シンが侍らす彼女らの一人に加えてもらいますか」
『それは……やはり堪えられそうにありません。それに悦びを得られたならば、きっとこんなにも苦しい想いはせずにいられるのでしょうが』
「でしょうね。だからこそ貴女は、その胸に秘めた想いをシンに伝えられないのでしょう?」
『―そう、ですね…貴方のおっしゃる通り。――ねぇ、ジャーファルさん…私は我が儘なのでしょうか、贅沢なのでしょうか』
私は、均しく愛される彼女らの中の一人ではなく、
シン様の、彼の、ただ唯一の女性(ひと)で在ることを望むのです
(…そんなもの、我が儘でも贅沢でもないでしょう)
(では、臆病?)
(それも違うでしょうね)
(ならば、私は何なのでしょうか)
(それは極めて簡単なことですよ。貴女は、シンを想い、慕ってくださる素敵な女性です)
(……――シン様は、余程見る目がないんですね)
(ええ、本当に、見る目がありません)
==============================……お相手表記をシンさんにするかジャファさんにするかで非常に迷いましたが、ヒロインの気持ちがシンさん寄りなのでシンさんに。
いやこれはジャファさん夢だ!! という方がいらっしゃいましたらご一報くださいませm(_ _)m
ジャファさんがヒロインをどう思っているかは、私にも分かりません←
続編を執筆する際の課題と致します。
遠音はハッピーエンド至上主義なので、ヒロインが幸せになる形でどちらかとくっつくと思いますたぶん←
2014/06/22(Sun) 16:39
◆アルマーニの理由、ティファニーの理由(Alice.A:森下)
『へぇ…あんたのアルマーニには、そないな理由があったんかいな』
「えぇ、まあ。――先輩のパンツスーツにも、何か理由があるんですか?」
『いや? パンツスーツは単なる機能性を重視した結果やで』
「あ、そうなんですか…」
『……あたしとしては、どっちかっていうとブローチに気づいて欲しいねんけど』
「あ、これ僕がプレゼントしたティファニー…いっつも着けてくれてますよね?」
『あ、気づいてくれてたんや…おおきに。これな、男本位の捜査一課で自分が女やって忘れんための御守り』
「え…?」
『男とおんなじだけ、寧ろそれ以上の仕事はする。そのためのパンツスーツや。せやけど、せやけどな、』
森下のことが好きな、ほんで森下が好いてくれてる、"女のあたし"を見失いとうないんよ
(……先輩…参りました)
(ん?)
(敵いません、めっちゃ好きです)
(ん…あたしも好きやで…)
(こいつら…かなり酔ってますね…。警部、どないします?)
(酔わしといたり。今日はこいつらのお手柄やったんやし、ええ気分壊したらんとこや、な? 鮫やん)
==============================久々に『ペルシャ…』を読んで滾ったもので(森下ってやっぱり愛しい!!)←
タイミング的には、コマチの姐御が府警の捜一に引き抜かれる前と思ってくだされば…!!
森下がプレゼントしたティファニーは、刑事の月給でも買えるリーズナブルかつファッショナブルなやつかと(*^^*)ハリキリボーイが自分のおまじない込めてブランドもの選んでたら俺得!←
2014/06/22(Sun) 12:31
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