Short story.


1日ひとつを目標に

短いお話を紡ぎましょう
 
◆よく出来た彼氏がまじハイスペック(排球:菅) 

CASE 1:朝練にて

「あ、待って髪が跳ねてる」

『え、寝癖?』

「んー……はい、直った」

『あ、ありがと』


CASE 2:教室にて

「教科書忘れたぁ?」

『昨日入れたつもりが鞄入ってなかった…』

「仕方ねえなー、ほら、机くっつけんべ」

『うー…ごめんありがと菅ぁ』


CASE 3:帰り道にて

「ほら、手ぇ貸して」

『こ、これくらいの段差どうってことないよ…』

「いいから、な?」

『う、うん…』


なにこれ、まじハイスペック


(菅はさぁ…)
(んー?)
(私の恋人で親友で、兄貴でオカンで、そんでもって旦那で嫁よね)
(え?)
(どうしよう、私って孝支がいないと生きていけないかもしんない)
(……どんな殺し文句だよ、それ)


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スガさんは、ほんとによく出来た彼氏だと信じてやみません←

でも、その彼氏が彼女の一言一言でバランス保ってたりとかしたらそれは私の理想のカップルです(*´艸`)←
フィジカルは彼氏が支えてメンタルは彼女が支えて、お互いがいなくちゃダメ、みたいなね(not 依存)。

2014/06/22(Sun) 12:31 

◆ひつじとヤギのおやくそく(キューティクル:首領) 

『どん…』

「ど、どーしたであろー!? 今にも溢れんばかりの涙を溜めおって! 誰じゃ、誰がお主を泣かせたであろー!? ファミリーを挙げて倍返ししにいくであろー!!」

『どん、ちがうのー…』

「違う? 違うとは何がであろ?」

『あのね、あのね、えほんでね、やぎさん、おおかみさんにたべられちゃったの。ひつじさんもね、たべられちゃったのー…うーふぇえ』

「わああああ、なな泣くでない!」

『どんぅ…どんも、あのだんでぇのおおがみざんに、たべられぢゃう゛ー?』

「ワシがあの憎き狼なんぞに食べられるわけがなかろー、安心するであろー」

『ほ、ほんどぉ…?』

「ほんともほんと、大マジであろー。約束するであろー」

『うー…やぐぞぐー、ゆびきりー』


ゆーびきりげーんまん


(ゆ、指がなかろー!?)
(…ぷっ……どん、ゆびないー)
(ふむむ、これではひづめぎりになってしまうであろー)
(じゃあ、ひづめぎりするー、どんとひづめぎりー)

((ひーづめぎーりげーんまん))

((やっと、笑ってくれたであろー))


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ヴァレンティーノの秘蔵っ子…ではなく箱入り羊(ムスメ)な幼なヒロインw

首領と一緒にちまちましてると、ロレンツォがきっとゴフゥっと失血死します←

2014/04/04(Fri) 17:09 

◆君とのXXは(テニプリ:財前) 

「せーんぱい」

『なん? ざいぜ…んぅ!?』

「先輩の唇もーらい」

『へ…え? ちょ、今なに…』

「何って、キスっすわ」

『な、ちょ、えええぇぇぇ!? な、何なん、アンタっ…!』

「せやからキス。何なら、もっかいします?」

『い、いらん!』

「そんな全力で拒否られると傷つきますわー」

『知らん! ウチかてびっくりしてんからおあいこや! もぉ…何なんよアンタ…こんなんムードもクソもないやんかぁ』

「ムードて…先輩、アンタいつまで夢見る夢子ちゃんでおるつもりなん」

『ほ、放っといてよ…せやかてしゃぁないやろ、』


光とのちゅーは、一回いっかい大事にしたいやんか


(……)
(……何なん、何も言わんの? ひーかーr)
(ハァ…先輩、ちょぉ黙っといてください)
(はぁ!? 人が恥を忍んで真面目に本音言うてんのに溜め息とは何様やn)
(そんな可愛らしいこと言われたら調子乗って何かしてまうお子様っすわ)
(なっ…ざいぜ、んぅ!)


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余裕ぶってるくせに余裕のない後輩と、それに翻弄されるかぁいらしい先輩の図が好きです←

それを周囲がなまあたたかく見守ってる図はもっと好きです(*´艸`)←

2014/04/04(Fri) 16:23 

◆やっぱり、――?(◆A:御幸) 

『みゆきぃ』

「んー。何、今日の部活の話?」

『んーん』

「あれ、違うの? じゃあ何?」

『あのねー、私、御幸のニヤついた顔とか、軽々しく嘘吐くところとか、何考えてるか分かんないところとか、嫌い』

「……。え、何、急に。悪口?」

『んー…半分はそうかなあ。でもねー、グラウンドで野球する御幸とか、スコア真剣に見てる御幸とかは、すごく、すごく格好良く思う』

「!?」

『嫌いなところいっぱいあるのに、何か御幸が格好良いんだ』

「……」

『これってさ』


やっぱり私、御幸に恋してると思う?


(…何で、俺に聞くの)
(いや、だって)
(だってじゃねーよ。何これ、告白って捉えていーの?)
(んー……かなあ。私、御幸が好き? みたい)
(何故疑問形…。――ハァ…何だよ、じゃあ俺から告っても良かったんじゃん…)
(え、御幸、それって、)
(そーだよ。俺もずっと前からお前のことが――)


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御幸くんの口調が迷子です←
はたして彼はこんなに高校生らしかったでしょうか←

昼休みの教室とかのイメージです。
きっともっちが聞き耳たててて、御幸くんあとでタイキックの餌食ですね(^ω^)←

2014/01/31(Fri) 16:17 

◆おそらく悪気はないけれど、(Kei.N:江藤) 

「『食いたいもの決めとけ』って! 兄貴が! 兄貴が!」

『うん、分かったから落ち着きな、江藤』

「どーしよ、何にしよう!? いやでも兄貴となら何食ったって美味ぇに決まってる!」

『だから落ち着けってば。――で、その兄貴さんって例の?』

「おう! 俺らのケツの穴にズゴッと決めてくださった兄貴だ!」

『……。ねぇ江藤、兄貴さんにもそんなこと言ってんの?』

「たりめぇだろ! ちゃんとお伝えしたぜ!」

『……江藤。兄貴さんの前でそーゆーこと言うの止めときな。兄貴さんが常識人なら多分困ってる、てか引いてる』


デリカシーはきっとどこかに


(えっ、姐さんがいる前でちゃんと言ったのにか!?)
(あんたは女の人がいる前で何言ってんだ――!!)


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ドラマは見ていませんが、小説のシリーズ一作目をしぃちゃん文庫から読みました!


江藤君の可愛さとあとがき(でのにたどり先生の可愛さ)に全てを持ってかれてしまいました←
いや勿論兄貴こと設楽さんとドジっ子・海月さんの主役コンビも可愛かったですが!←

シリーズ二作目は未読ですが、江藤君の今後の活躍に期待ですねヾ(´∀`*)ノシ

2014/01/31(Fri) 16:17 

◆これは一体誰の所為?(φブレ:ヘルベルト) 

『ヘルはさぁ……本・物・の・馬鹿なの?』

「なッ…!? 貴様ッ…! この私をつかまえて、言うに事欠いて馬鹿とは…!!」

『だってそうじゃない! カイト君に何度も助けてもらってるくせに性懲りもなく危険な腕輪に頼ってパズル仕掛けに行ってっ……挙げ句勝手に死にそうになってっ……! 馬鹿じゃないならっ…なん、なんだって、何だって言うのよぉ……!!』

「な!? ななな泣くな! 泣くなッ」

『泣が…せたの、誰、だと思っでんのよ馬鹿ぁっ…!!』

「わ、私の所為か!? 私の所為なのかッ!?」

『わだしっ…わだしがどんなに心配っ…しだかなんで…ヘルベルトにはわがらないんだあああ…! うぅー…』

「わわわ、分かった! 私が悪かった! すまん! だからッ…泣いてくれるな! 私はお前に泣かれるのは苦手なのだ!」

『泣がせだのヘルだもん〜〜! きげんな真似してっ…死にそうになって〜〜!!』

「わあああ! すまなかった! 泣くな! 泣くな!」


一体全体誰の所為ですか?


(ヘルのばがあぁあぁ…!)
(分かった、分かったから、)


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ヘルベルトさんってアホかわいいですよね(*´∀`*)

あの痛々しさと馬鹿っぽさがたまらん……!

2014/01/31(Fri) 16:16 

◆冥土の土産にし損ねたのは(復活:+10(?)リボ ーン)※微流血・殺傷表現アリ 

『ボスッ! 危ないッ!』


銃声のコンマ数秒後に、己の腹にじわりと滲むあたたかいモノ

ちくしょう、いてえ

ああ、でもボスを狙った大馬鹿野郎(ヒットマン)は、奴がちゃんと仕留めてらぁ


『ぼ、す…ご無事、で…?』

「俺より君が…! リボーン! 早くこの子を病院に!」

『はは…大丈夫、ですよ……そんな顔、しないで……手前もだよ、』

「うるせーぞ。喋るんじゃねぇ」


はは、いつものポーカーフェイスが形無しだ

もしも、私がこれで天に召されちまうのなら、


『必死、な、手前のその顔を……冥土の、土産にしてやらあ…』


(――ん…。此処、は…?)
(病院だぞ。やっとお目覚めか)
(…死ななかった、のか)
(当たり前だ、馬鹿なことほざきやがって。この俺が、好きな女を死なせると思ってんのか?)
(んっ……なっ、てめっ…! 今、何でキ…)
(うるせー、黙ってされとけ)
(んぅ! …ふぁ…ぁ、)


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背伸びはするもんじゃねーです、はい。

書いてて恥ずかしかったです、+10(?)リボーンのダンディさなんて遠音には100年早かったようです(〃д〃)きゃー恥ずかしい←

2014/01/31(Fri) 16:16 

◆かくとだに(Akimaro.M:戸影) 

せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ


「百人一首、ですか」

『そう。七十七番、崇徳院』

「それを今度の論文の題材(テーマ)に?」

『ううん。まあ、いつか題材にしてみたいとは思っているけれど』

「じゃあ、その和歌(うた)は…?」

『何となく――何となく、ね。彼女と黒猫くんのような、そんな和歌だなあって思って』

「……先輩と、黒猫先生の」

『うん。少し、シチュエーションは違うのだけれど』


戸影くんの存在も含めて、ね

なんて意地悪は、矢張り言えなかった


嗚呼、恋心って――どうしてこんなに複雑なのかしら?


((戸影くん――貴方に和歌を贈るのならば、))
((私は、藤原実方朝臣に扮しましょう))

((残念なことに、定家や平兼盛ほど可愛らしくはなれないの))


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一度はやりたかった百人一首ネタ!
ヒロインは百人一首&藤原定家の研究者(博士課程・付き人の同期)的な。

好きな句を使えたので、個人的には満足です(^ω^)←

黒猫・付き人・戸影くんに関しては、公式に忠実に(?)したつもりです。

黒猫(→)←付き人←戸影くん←ヒロイン


公式での戸影くんの末路によりますが、ヒロインは幸せにしてあげたいなあ(´・ω・)

2014/01/31(Fri) 16:16 

◆優しい死神(BJ:キリコ) 

"先生、生きたい"


患者(クランケ)は確かにそう言った

病魔に蝕まれ、満足に言の葉を発することの出来ないその口で


『ドクター…! 患者が…!』

「……」


無慈悲な悪魔に冒された患者を歎いた家族は――彼を苦しみから解き放つ死神に縋った

逸れでも患者は――安らかなる死ではなく、苦しみの中の生を望んだ


『ドクター! ドクター・キリ…』

「ブラック・ジャックを呼べ。一秒でも早く、ブラック・ジャックを此処に」

『――はい!』


患者が生きたいと願った、ならば命を摘む筋合いなど俺にはない

ブラック・ジャック先生の到着を待つ間(ま)に、そう呟いたドクターは、きっと絶望的な希望を見つめていたのだと思う


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キリコ先生は本人が望むことしか与えないのだと思います。

死を望むならば、安らかなる死を。
生を望むならば、BJ先生に頼んででも最適な治療を。

2014/01/31(Fri) 16:16 

◆掘り出されたのは恋心?(Mizuna.K:無量) 

「でさー、その新しいマネージャーってのがやたらと強くて」

『へぇ、女の子なのに、強いんだ』

「本場のカンフーやりたさに中国留学したんだと」

『好きなことに、真っ直ぐなんだねぇ』

「みてぇだな」


ところで、無量くん無量くん、


『さっきから珍しく、発掘中なのにその子のことばっかり話してるねえ?』

「ッ!?」


(永倉萌絵ちゃん、かあ…。ふぅん、無量くんがねぇ)
(違っ…別にやたら強えから引いただけだし!)
(はいはい。今度日本に戻った時は紹介してね〜。あ、ちゃんと再従姉妹ですって言うのよ? 誤解されたら申し訳ないし)
(だーかーらー違ええ!!)
(あ、今夜忍に連絡入れて探ってみよっと)
(止めろ――!!)


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シリーズ二作目までしか読めていませんが、萌絵さんには是非とも幸せになって頂きたくて←

ヒロインは忍さんとデキてたら面白いかもしれませんね\(^0^)/←

2014/01/31(Fri) 16:16 

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