相談師物語

□涙を流して、罪流せず
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私は、忘れていた訳ではないの・・・。

私の我が儘で、あの子がパパによって殺された事を忘れていた訳じゃない。

「・・・あ、ぁっ」

今だって、動かない身体を必死に動かそうとしてる私。

嗚呼っ、こんなにも痛いのか。

《一緒にあそぼっ!》

《うん!》

死に逝く前に、あの子の記憶を思い出して・・・
涙が流れるのっ

ごめんね。
はるちゃん、私っ

駄目だ、意識がっ





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