相談師物語

□六章
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12月の日曜日、架乃子の相談を解決して3日後の朝、横が少し長い黒髪をピンで留めてマフラーとコートジーパンというラフな恰好をする少年は、喫茶店で待っていた。

『遅い・・・』

新聞を見ながら待っていた、予定の時間より30分も早く来た玲は、苛々しながら呟いていた。

ガランッ


誰かがドアを開けた音が聞こえ振り返ると、赤い髪の毛をボサボサにしつつパンク服を着た少年が玲の元にやって来た。


「ごめんな!相田ぁ」

『そう』

赤い髪の毛の少年は、頭を下げた。
黒髪の少年、玲は適当にあしらい赤い髪の毛の少年の右の少し長い襟足を引っ張った。



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