相談師物語

□七章
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12月も残り数日で終わる中、一人の青年がある家の前に佇んでいた。

「相田・・・」

そう呟きながらインターホンを鳴らそうとして途中で手を止めた。

「あらっ・・・うちに用ですか?」

青年は、驚きながら後ろを振り向くとそこには、着物を着た女性がいた。

「えっ・・・あ、相田玲君は、居ますか?」

青年は、女性に聞くと女性は一瞬無表情になったが笑顔のまま青年を見た。

「玲に用・・・失礼ですがお名前は?」

女性がそう聞くと、青年は黙って逃げていった。

(褐色の肌に黒髪・・・どこかで見た様な・・・)

女性は、そう思いながらも家に入っていった。





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