相談師物語

□一・五章
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「着きましたよ!」

病院の前に着き晴紀は引きずっていた玲に笑顔で言った。

『・・・』

真っ青にしたままの玲をそのままに晴紀は扉を開けた。


「受付・・・受付っと」

受付を探す晴紀を見て玲は諦めたのか晴紀の前に出て右に曲がった。


『すみません。』

受付に着いた瞬間、玲はパソコンを弄っている受付の人に声をかけた。
受付の人は、玲を見てからパソコンから離れて玲の方に向かった。


「診察券はお持ちですか?」

晴紀は玲に持っているのか分からず、口答えせずに黙っている。

玲は、ポケットから財布を取り出し診察券と保険証を渡した。




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