薬屋探偵。

□となり
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-夢主 女の子なのに一人称→ボクです!-









とある朝でした。

朝といっても、今日の秋は起きるのが特に遅くほとんどお昼に近い朝ご飯だった。



今日はボクも起きるのが遅くて
秋と一緒に朝ご飯。




ボクはザギさんが用意してくれた
朝ご飯を食べながら、
上機嫌に最近流行りのアイドルグループの
歌のリズムで歌詞だけを替えて
鼻歌を歌っていた。




「〜♪」



ココアのカップを歌の間奏の部分で傾け
ココア飲むとその暖かさと甘さに
顔がにやける。



「何?その歌?」





「ん〜?秘密〜…」



そういって隣に座る秋の肩に頭を預ける。


ほんとはね、
全ての意味が秋になるように
作った歌だよ。


ボクの中を秋でいっぱいにしたいんだ。


言葉にはなかなかしないけど、
大好きだから。






ボクが肩に寄りかかったから、


「どうした?」


と言ってくれた。


まぁ、特にボクを気にする素振りは無いけど。
ただ聞いてみただけって感じの秋。






「この感触も この甘い感じも 秋の色も 匂いも…五感じゃ全部理解できなくて…表せないから…秋って難しいなって思って」




「蒼空がバカなだけだろう?」



真剣な話なのに…秋にはそう言って馬鹿にされた。




「そうだよ!…どうせバカだよ〜だっ」




だから、ボクのありったけで
そう ありったけで…
都合のいいように受け取るよ?



秋はこんなだけど
優しいって分かってるもん。

もう何年一緒にいると思ってるの?




「なんだニヤニヤと気持ち悪い」


またニヤケていたのか、秋にほっぺを摘まれる。






時々あなたは冷たい。
態度もだけど、手も。



ほっぺを掴む指が冷たい。
もともと種族がそんなに体温が高くないんだと思う。



ボクもそんなに体温高い種族じゃないから温めてあげられないのが悔しかったり。





「…にっ…ニヤニヤなんてしてないもん!」



でも、
そんな時決まって世界はキレイで


誰かのために何かがやりたいなんて、
凄く嬉しくて、ボクの存在するこの世界が輝いて見える。




そんなボクの思いを知ってか知らずか…
秋がボクのほっぺに…今度は自分の紅茶のカップをくっつける。



暖かい。





ボクばっかりが秋の優しさを
飲みほしてしまったような
そんな気分。


秋が、笑うから
ボクも笑った。








そういえば、この間思ったんだけど…

人間との辛い過去を引きずるボクは…
未来しか見ない秋を



卑怯な手で鎖に繋いで
あなたの自由を奪ってるかな?



弱くて、すぐに泣いちゃうボクだから…
無意識に離れられないようにしてないかな?










でも、これはただの強がりで


「秋…ボクは弱いから秋のいない世界を生きる自信無いんだ。」



こんなのが本心。

弱くて、怖がりで泣き虫。








「だから…せめて先に死なせてね」





でも、強い秋は言うでしょ?






「そんなこと言うんじゃない」







ほらね。


つまりあなたはボクの生きる光





となり
(じゃぁ、ボクが秋をすぐに追いかけるよ)
(そんなことしたら怒るけどいい?)
(違う、違う!…そういう運命ってこと!)




――――――――――




柴咲コウさんの
となり
って歌から!



最後は、

よく…夫の死後
○○日後に奥さん死亡

とかあるじゃないですか!

そんな感じと言うことで。



今日はらんま1/2のドラマやっとりますっ!

2011/12/9


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