短編小説
□ヒロイン奪取作戦
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数時間後…
神楽と定春は目を覚ますと同時に銀時に怒られた。
ミッション失敗ネ…
ちくしょうと思い、未だにガミガミネチネチうるさい銀時を見る。
なんだか変な夢を見ちゃったせいで、銀ちゃんをみるとドキドキするネ…。
「あぁ?聞いてんのか神楽ぁ!」
「聞いてないアル」
「聞けやっ!」
「イヤアル」
その日から、ちょっとずつ…本当にちょっとずつではあるが、神楽の銀時に対する気持ちに変化が見られるようになる。
そしてヒロインの座なんかよりも、もっともっと大切なものが、意外にも近くに存在していた事に気づくのだった。
そしてその日、なんとなく目が覚めて、一部始終のやりとりを聞いていた定春は、そんな神楽の変化を見て、坂田銀時の作戦勝ちだワン!と思うのだった。
おわり。