短編


□触れたら最後
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オレが不安になった時。

チャクラが切れて倒れそうな時。

一人で部屋にいてどうにもならない感情に飲まれそうになる時。


そんな時には決まって聞こえてくる声・・・。



「よっナルト」

「ナルト、ほら・・・」

「ナルト野菜も食べなさいね」




「ナールト」




いつもオレに優しく笑いかけてくれたのはカカシ先生で。

それがまるで当たり前のように笑いかけてくれるから・・・

オレはいつの間にか普段の何気ない日々の中でも、カカシ先生を目で追うようになっていた。

そして姿を見つけると無条件に安心してしまうんだ。

頭を撫でられたりしたら嬉しくてもっと修行も任務も頑張ろうって思う。




でもいつからだったかな・・・。

カカシ先生は、いつからかオレに触らなくなった。

任務中は普通だけど、それ以外では触れようとしない。

まぁ男同士で触れ合うなんてもともとしないのが普通かもしんないけど・・・・

先生に撫でられるのは大好きなんだけどな・・・




オレがもっと頑張ったら、また頭撫でてくれるかなぁ・・・
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