夢物語
□魔術師
1ページ/6ページ
「おー、やっと来たか〜」
「あ、待たせちゃった?ごめんね」
「待った待った〜。うり、へーく入れ〜」
「お邪魔しま〜す」
「ったく、んな挨拶なんて今更いらねーあんに」
私が今日凛の部屋に来たのは彼の練習に付き合う為。
ヘアカットの。
学生の頃からおしゃれに興味があって、
ヘアサロンに月に3回も通ってたくらいだったから、
ついに美容師になっちゃった。
といっても、まだ実際に店ではまだカットとかはやってないみたいだけど。
で、時々私が練習に付き合ってる。
「もう準備出来てたんだね。
じゃあもう、始めた方がいい?」
「おー、とっとと始めるか」