そこの人待とうかっ!-書き直しなう!-
□第4章〜もしも自分がボケになったら〜
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サラストさんがバカタレさんを連れ去っていきました。
さて…どうしたことでしょう。手の震えがおさまらないじゃないですかあぁぁぁぁああ!!
「智香ちゃん…手の震えが止まらな…」
智香ちゃんを見ると、さっきのでサラストさん達と仲良くなれなくなったと嘆いているのか、眼には少しきらりと光るものが…。
「グッバイ…俺の夢よ…。」
何か呟いていますが、そこはスルーという方針で。
私は震えの止まらない手を握り締め、学園長先生に向きなおる。
「学園長先生…。今のは…」
「今のは六年生じゃな。全く…。このわたしが忍術学園に入れと言っておるのに!!」
軽く怒ってらっしゃる(・_・;)
「あの…私たち、ここに居てもいいのでしょうか…。さっきの人たちみたいに、認めないとか言われたら…」
自分で言ってて涙出てきたよ全く…。
「美紗紀。そこはさ二人で何とかガンバローゼ!」
そう言って励ましてくれる智香ちゃん。
その言葉に私は、どれだけ救われたんだろう。
「とりあえず、この空気嫌だから!!」
そこかあぁぁぁああああ!!
「おぬしら、忍びの世界に興味があるといったな。」
「「ハイ!!」」
「じゃったら、断る理由なんかないじゃろ。ここに居ても良い^^」
学園長先生の温かい微笑み。
「ありがとうございます…。」
「ありがとうございます!!」
「智香ちゃんさっきの言葉かっこよすぎ」
「へ?あぁ―――潮江??」
「潮江って(・_・;)せめて先輩つけよう…。」
「……なんで?」
「なんでって!!これからここに置いてもらえるということは、さっきの人たち六年だから、先輩になるわけだよ!?」
「ウ〜ン…ダメ?」
「ダメ。」
「分かったよ…シオエセンパイ。」
「カタコト(・・;)」
そんな会話を繰り広げている私と智香ちゃんはいつの間にか、学園長先生と土井先生の前ということを忘れて話に盛り上がってしまった。
―はっ!!しまった!!いつもの癖で話にもりあがってしまった…―
ははは…」
―土井先生が薄笑いだあぁぁぁぁああ!!学園長先生の微笑みもちょっと怖いものになってきている…―
なにこれ。死亡フラグと違うよね。