あ、そこの人。短い眠りなんてどうでしょう?
□Sun flower.
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あぁ、暑い暑い。
こちらに来てとうとう夏がきた。
少しは馴染んできたものの、やはりまだ私達(特に私)に敵対意識を持っている人がいる。
ほら、ギンギン忍者とか。
ミーンミンと蝉がうるさく鳴いている。
なんか…ギンギンに聞こえてきた…。
「てか、なんでこんな時にかぎって水くれ当番なんだよー!!」
最悪だ。
美紗希は、4年と町に行ってしまったし…。あ〜あ。たのめる人がいない…。
「まぁ、回ってきてしまったのはしょうがない事だ!早くやるしかない!」
そう意気込んで、水くれを再開する。
と、そのとき…。
「いけいけどんどーん!!」
「うわぁ!?」
いけどん暴君が現れた! どうする?
たたかう
どうぐ
にげる ◀ ピッ
なかま
「よし。にげよu「どこにだ?」…スミマセンスミマセンスミマセン…」
「にゃははー!おう!智どうしたんだー?」
「なっ…七松先輩じゃないですか…。どうしましたか?いつもよりテンション高いですね…。
え?何してるかって?見ての通り水くれです。」
「わたしが言うのもあれだけど…言う順番間違ってないか?」
「…七松先輩に言われた…!!」
「まあ、細かいことは気にするなー!」
「すっるなー!!って何言わせるんや!」
やべぇ
私ツッコミキャラじゃないのに!
たち位置が滝夜叉丸なんですけど?!?!
「はははー!!それにしてもみずくれかぁ!偉いなぁ!こんな暑いのに!」
「そんなことないですよ。当番なんで。花枯れてしまうのもあれですしね。
…そんな事より、七松先輩は何をしていたんですか?」
「わたしか?わたしはただ走っていたぞ。」
「こんな暑いのにですか!すごいっすねえ!!」
いや、聞かなくてもわかるけどさ……
走ってきたの見えてたけどさ
「ありがと!うーむ!なんか気が良いから、手伝ってやろう!」
「ありがとうございます!じゃあ、どうしようかなぁ…。」
あえての上からなんだね!
さすが暴君!
そんなところが七松先輩らしいですよ!!
「水くみでも…頼もうかなぁ…。」
「水くみか!わかった汲んでくる!」 「あ!こっち終わったんで次あっちに―…!」
「わかったー!!」
「は、速いー…。って、私も行かなくては!」