そこの人待とうかっ!-書き直しなう!-
□第2章〜もしもトイレの扉が始まりだったら〜
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「皆気合入ってるよねー。いつになったら種明かしとかしてくれるんだろう…」
「本当に;;でも授業潰れてラッキー☆みたいな??」
「智香ちゃん;;」
「えーだってさ…。美紗紀は授業やりたいの??」
「もうすぐテストだしね…;;」
「……(゜_゜)」
「…なんですか。その顔は。いかにも忘れてたよ!!みたいなさ…。」
「だって忘れてッ…ぎゃあああぁぁぁぁあああ!!」
「!?どうし――――のあああぁぁぁぁあああああ!!!???」
いきなり視界が真っ暗になったよ!?
いがいにも深いらしく、全然下につかな―――「「いってえっぇええええ!!」」
痛い\(^o^)/
「う゛…カハッ…死ぬかと思ったけど。」
「おーい!!だいじょうぶかぁああ!?my angel!!」
「その呼び方は…ちょっと…;;」
「…大丈夫かああぁぁぁぁ!!??」
私から返事がなかったからか、さっきより声が大きくなっている。
「大丈夫―――!!そっちはあぁぁああ!?」
「こっちは大丈夫だあぁぁああ!!」
大声でしか話ができない状態だ。
その時、いきなり太陽の光が消えて、影が私の上にかかる。
「ッ…何…??」
智香ちゃんは、どうしたー??と声をかけてくれているけど、返せない。
「おやまぁ。誰が落ちたかと思ったら。」
…石○さんボイス…だ……と!?
「貴方たち…誰ですかぁ??」
「……
Who is this boy!?」
ふいに聞こえた智香ちゃんの声。
英語だった。
訳すと―――この男の子は誰ですか??
「……
He is……」
って、まともに返してる場合じゃない…。
「Help me!!」
「??」
この子は英語ダメな子なのかな←
「へるぷみーさんっていうの?凄い名前―。」
「いや;;そういう事じゃなくて…助けてください!!」
「そういうことかぁ。」
いまだ大声で話しているもので、ちょっとのどが死んできたぁ…
いつもなら、痛まない出し方できたのに…今日はできないよっ!?
「…貴方たち、不思議な言葉を使うんですねぇ…」
やっべ。怪しまれてる…。
「……助けてもいいんですけど。どこのだれかもわからない。」
次の言葉に、私はだまざるを得なかった。
「敵かもしれない。」
ドキンッと心臓が一回脈打った。
この子からしてみれば、私はどこの誰か分からな――――――ってえ?
ココ学校でしょ?どんだけ気合入ってんの;;
「あの…私の名前は如月美紗紀です。」
「……」
黙って聞いているその子に、私は続ける。
「敵…と貴方たちが思えば敵なのでしょうが、私は、決して貴方たちに刃を向けることはしません。」
「…というと?」
「少なくとも。……敵ではないことを、知っていてほしいのです。」
自分なんかカッコいいこと言ったしないか!?
とか自分で思いつつ、本気なんだなぁっと…なにがって仮想大会(仮)ww
「わーたーしーのーなーまーえーはー!!」
なんかゼェゼェってますよ!?
「智香ちゃん!!そんな大声出さなくても聞こえてるからっ!!」
私は焦って伝える。
瞬間急に声が小さくなった。
「小さすぎっ!!」
こんな時でもぼけるか智香…my friend!!
そしてこんな時でもわたしは突っ込みという安心の定位置。
「…おやまぁ。」