09/12の日記

22:26
『相棒ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!』※オリジ忍がでます。
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どうもっ!
花の高校生衣生活を送れずに過ごしている倉本智香だよ☆
実は今結構ピンチな状況になっているよ!

『遅刻だぁぁぁぁああ!!』

はい、遅刻しそうなんです。
何とも言えませんが、爆睡状態だったそうで…(汗)
美紗紀も起こしに来てくれたみたいだったんだけど、

【ごめんね。起こしに来たんだけど、智香ちゃん全然起きないから…先行くね?】

なんていうメールが届いたんだよ!
まぁ、美紗紀も道連れにするのはアレだったからいいんだけど…
たたき起こしてくれてもよかったよぉ!
なので相棒に乗って全力でペダルを踏み、風になった気分だぁぁ。
まぁ、どうせもう一時間目は始まっただろうし(うわっ、先生は原先生だ…)
ゆっくりいってもいいかn「智香ッ!!」

キキィィィィイッ!!

車のブレーキ音?
つーか、今私の名前を呼んだのは…誰だ。

と、同時にまさかの自転車から体が離れ、誰かに抱えられ、転がり落ちた…。
だから誰だ。私を担いだのは。
そして私の相棒は御釈迦になった。

『相棒ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!』
「ふう、なんとか間に合ったか…。」
『ちょっ、誰ですか私の相棒を御釈迦にした人はぁぁ!!』

バカバカバカ!とポコポコパンチを繰り広げてたら、困ったように笑う私を助けてくれた人。

「たっく、俺が助けなかったらお前どうなってたっつの。」
『え、ちょ、…青、先輩?』
急いでいたからか髪がボサボサになっていた青(せき)先輩。大学生(青若 智吉…で通称青先輩。)
自分のカバンも放り出して私を抱きかかえていた。

「ん?なんだ、いってみ。」

『えーとっ、あの相棒と共に御釈迦…』
ッゾっとした。

『ううううわぁぁぁ!!せせせ、青先輩!本当にありがとうございましたぁぁぁ!!』
「ははは…大丈夫だ。お前が無事でよかったよ。」
『うわぁぁ!イケメン!青先輩イケメン!!』

自転車も御釈迦になってしまったので、学校に休みの連絡を入れた。
まぁ、さ。自転車が御釈迦になったのは伏せといて(何があったかはいつか知るだろうし)
具合が悪いという理由で休ませてもらった。
…まぁ、美紗紀にはメールぐらいはしとかないといけないかな…。
後でいっか。

と言うか、警察の方に事情聴取されました。
ぶつかってきた相手の方は土下座をしてきて頭地面に打ち付けてました。
ギャ―!!そ、そんな謝んないでください――!!
逆に罪悪感に襲われますから!!
と言うと、せめて自転車代くらいは――!!とか言って五万近く渡された。
『え!?この自転車五万もしないんですけど!?一万ちょいくらいだからこれ受け取れませんよ!?』
「いやぁぁぁぁ!!!いいんだぁぁぁああ!それくらいは払わせてくれぇぇぇぇ!!!!」
と涙ながら言ってくるので仕方なくもらった。
警察の方も「貰ってやってください」と苦笑いしながら言っていたので…。
一波乱あったわけです。

『というか青先輩…』
「んー?なんだー?」
『青先輩はなんでここにいるのですか?』
「へ?あー、いや…散歩?」
『学校は…て、そうか。』
大学と言うのは夏休みが長いのだっけ…暇そうだなぁ…私だったら暇すぎて発狂するな☆

「あぁ、長いんだよ休み。もう宿題は終わっちまったし、することなくてな。」
『ほぉー…その台詞一度で良いから言ってみたい。』
「あ。」『い?』
何かをひらめいた青先輩。

「お前、今日休むんだよな?」
『へ?あ、まぁ、自転車がこんなんですしもう休むって連絡も入れちゃいましたし――…で?』
「今日一日でいいからさ、俺に付き合ってくれない?」
『あ――…え――…う――…めんどくさい。』

「…付き合ってく れ る よ な ?」
『はい、喜んで。』

もう嫌だ。
ここの生徒&先生は、どことなく腹黒いところあって嫌だ。
「っふ、あっははははは!!」
『な、笑わないでくださいぃ!こちとら恐怖にあおられてるんですよぉぉぉおお!!』
「ははっ、わ、わりぃ…いやー雫先生の言うとうりだったなーっと。」



なぜ今そのお方の名前が出たし。



『ま、待ってください!?青先輩、雫先生と面識あったんですか!?』
「いやぁ、雫先生俺のおじさんだからなぁ」



初耳なんですけど。



青先輩のお父さんの弟さん、らしいです。
雫先生、小さいながらおじさんになっていたそうです。解りやすく言えばサ●エさんのカツ○とタラち○ん的な関係?
『うわぁぁぁぁぁあ!なんだこの奇跡!?あれ、苗字おんなじでしたっけ!?』
「いや、俺の父さんが母さんの方に嫁いだから違うけど。」
『青先輩のお父様のお母様は、素晴らしい人ですね。』
どんな育て方をすればあんな腹黒い子になるのでしょうか。

「雫先生が智香はちょっと黒いのがダメっていってたから(笑)」
『まぁ、話はわかりました。もういいです。
付き合ってあげるので行く場所なりなんなり早く決めてください!!』

もはやなげやり。
まさかこことあそこが繋がってるなんて誰も思わないだろう。

「ふむ、じゃあ…自転車買いにでも行くかぁ…」
『え。』
「智香の自転車壊れちまったからなぁ。丁度金もあるし、買いにいこっか?」
『せ、青先輩ぃぃぃぃ!!!』

やはり、この人は、優しくていい先輩だと改めて思いました。



(「ま、俺だけでもデートって、思ってもいいよな…」)

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