BRAVE10 小説

□手を伸ばしても
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手を伸ばしても

届かない、君との距離








手を伸ばしても











平和だ

何も起こらない
騒がしくない


・・・なんて平和なんだろう


いつも俺のところにきては

ぎゃーぎゃー騒ぐ
伊佐那海も鎌之介も

今日はなぜか静かだ






「・・・暇、だな」




それを望んでいたはずなのに


そうとなると
つまらないものだ


伊佐那海は弁丸と遊んでいるのを知っている

まぁそれは良いとして



・・・もう一人の方だ



鎌之介は
何をしているんだろう


俺は自室をでて
鎌之介の部屋へと向かった




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