SkyAndYou


□第2話
1ページ/3ページ



あれから、四人で過ごすことが多くなった。


アンジェリーナは今まで以上に過保護になり、
双子は何故か無駄なくらいに抱きついてくる。
日本人の私にとってちょっと心臓に悪い。


「なまえ、顔色が悪いわよ?」

「アンジェリーナ…そう思うならあの二人をどうにかしてくれ」

「「僕らがなんだって?」」

「…出た」


思わずアンジェリーナの後ろに隠れる。
アンジェリーナは二人を睨んだ。

うわっ…怖い顔。


「なまえに何してんのよ!
困ってるじゃない!私の可愛いなまえに…」


二人に一喝するアンジェリーナ。
最後の語尾が気になったけど…。
双子には効いた(?)みたいだ。


「とりあえず、夕食食べにいきましょ」

「「あぁ」」

「あら?なまえは?」

「さっき、談話室を出ていったけど?」

「「「リー?!」」」


三人に気付かれないように、抜け出したのは良かったものの、
叫ぶ声が廊下まで響いてきたのはかなり吃驚した。



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ