SkyAndYou
□第2話
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あれから、四人で過ごすことが多くなった。
アンジェリーナは今まで以上に過保護になり、
双子は何故か無駄なくらいに抱きついてくる。
日本人の私にとってちょっと心臓に悪い。
「なまえ、顔色が悪いわよ?」
「アンジェリーナ…そう思うならあの二人をどうにかしてくれ」
「「僕らがなんだって?」」
「…出た」
思わずアンジェリーナの後ろに隠れる。
アンジェリーナは二人を睨んだ。
うわっ…怖い顔。
「なまえに何してんのよ!
困ってるじゃない!私の可愛いなまえに…」
二人に一喝するアンジェリーナ。
最後の語尾が気になったけど…。
双子には効いた(?)みたいだ。
「とりあえず、夕食食べにいきましょ」
「「あぁ」」
「あら?なまえは?」
「さっき、談話室を出ていったけど?」
「「「リー?!」」」
三人に気付かれないように、抜け出したのは良かったものの、
叫ぶ声が廊下まで響いてきたのはかなり吃驚した。
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