捧
□可愛く・愛おしい
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ハイドは最近やたらと俺の後についてくる。
煙草を買いに行くときも、トイレに行くときも
「けんちゃん。何処行くん?」
て必ず聞いてくる
あえて俺はどこに行くかは言わない
「ちょっとな…」
曖昧に答えると
「オレも行く―vv」
と、まるで小さな娘みたい(笑)
ライブやテレビの時に見せるクールで男らしい顔のハイドではなく、
可愛く綺麗な女の子みたいな笑顔で話しかけるハイド。
朝ハイドより早くに起きた。
昨日も少し激しいセックスをしてしまったから腰は大丈夫かな…。
あまりにもハイドが可愛いく、止められなかった性欲。
ハイドの寝顔を数分間眺めていた
まだ起きる気配のないから煙草を吸いに寝室を出た。
「けんちゃん…どこおるん…?」
寝室から聞こえたハイドの声
きっと隣に俺がいなくなったから起きてしまったのだろう
寝室を覗くと涙を目に溜めて必死に俺を探していた
「ハイド。俺はここにおるで‥」
部屋に入っていくと布団から飛び出てきた
「オレの側からいなくならないで…」
いなくなるわけないやろ…俺はハイドの物
ずっと側にいる
ちょっとハイドの肩が震えている
きっと悪い夢でもみたのだろう