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□*過去の現在U*
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ブックマンのうざいところについて考えていた少年は、いきなり静かになったブックマンの異変にすぐ気がついた

「どしたんさ…??考え事か???」
「考え事をしてちゃ悪いのか???」
「なっ…誰もそんなこと言ってねーさ!!怒」

本っ当にうざい

あー言えばこー言うとは、この事だ

「…お前の名前について考えていたんじゃ」
「名前???」
「そーだな…お前の記念すべき旅立ちの名前は…」
「……!!!」

少年は自然と胸がドキドキしているのを感じた

「『ラビ』なんてのはどーだ???」
「はぁ???絶対ヤ!!!オレ兎じゃねーもん!!」

しかしそのドキドキは、ブックマンの一言によって完璧に崩されてしまった

「ほれニンジン」
「わぁ♪ニンジンさぁ♪って違―――――う!!!!」
「お前いつからノリツッコミができるようになったんじゃ」
「違うさ!!!そうじゃなくて…その…もっとカッコイイのがほしいんさ!!!」


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