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□*過去の現在Z*
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神田と喧嘩をしてから、四年半がたった朝(1月1日・新年)
ラビは自室の机に突っ伏して寝ていた
今までの四年間、ひたすら文字をかき、ブックマンに言われた事をやってきたのだ
なぜ四年間もかかったのかというと……
それは同じようで違うことがたくさん書かれていたから((...ヘタレ
そのため、いくら記憶力がよくてもそれなりに時間がかかったという訳で……
それに、一日中勉強をしてたわけもなく………
ラビもラビなりに苦労をしたのだ
新年になっても寝ているのが、それを物語っていた
「……も…覚えられない……さ」
と、意味のわからない寝言を言っていると、後頭部に衝撃が走った
バコンッッ
「いった!!!な……誰っ………じじぃか…」
「ほんっとにお前は寝ることが好きだな」
「疲れたんさ…」
「頭には入ったのか??」
「ばっ……ちし」
「では行くか」
「旅???」
ブックマンはそれには答えず、続けた
「神田をよんでこい」
。