DRRR!!
□今日は何の日?
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「シズちゃん!!今日は何の日だか知ってる?」
「シズちゃんって呼ぶな!!!!」
「おおっと」
投げつけられたソファーをかわし、ポケットから取り出した箱をシズちゃんに見せる。
「ポッキーの日だよ。ということでポッキーゲームをしよう」
「ぽっきーげーむ?」
なんのことだという風に首を傾げるシズちゃんってば、ほんと可愛い!!
「ポッキーを食べるゲームだよ。はい」
それだけ言ってポッキーをくわえた俺に初めはきょとんとしていたシズちゃんだったが、パクリとポッキーの端をくわえるとそのままポリポリと食べだした。
だんだん近くなる距離に恥ずかしがるシズちゃんを見たくて提案したはずなのに俺の方が赤面する。
そうこうしているうちに僅かに唇が触れた。
(…えっ!?)
「なにやってんだ?」
赤い顔を見られたくてなくて、手で顔を隠せば、シズちゃんがいつの間にか落としてしまったポッキーの箱を拾う。
そのまま、結局、一人でポッキーを食べだしたシズちゃんを横目に俺は一人、床でジタバタとした。
シズちゃんからキスされたの初めてだ。
「…自分たちの家でやってくれないかな」
それまで黙っていた新羅が機嫌悪そうにそう呟いた。
fin.
間に合った…!!
新羅はセルティとポッキーゲームが出来なくてご機嫌斜めだといいなぁ…
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
2011/11/11
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前サイトより転載