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□永遠の誓い
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「優ちゃん、できたよー」
「わかった、今行く!!」
これは食事中に渡していいものなのか…
いや、ダメだろ、うん。
すでに綺麗に並べられた料理の前に座る
「おいしいっ!!さすが陽菜だね」
「毎回コメント同じなんだけど…けど本当においしそうに食べるよね」
「だっておいしいんだもん」
おいしいと食べるスピードも上がってしまって、すぐに食べ終わってしまう
「ちょっとー、優ちゃんちゃんと味わって食べた??」
「食べたよー、おいしかったんだって」
早く食べ終わった理由は指輪のことで頭がいっぱいだったせいもあるけど…
「ねぇ、陽菜ー」
皿を片付けている最中の陽菜に呼び掛ける
「んー、何??ちょっと待ってー」
どうやら皿を洗い終わってから
こっちに来て話を聞きたいらしい
テキパキと要領よく動く陽菜を見ると陽菜じゃないみたい…なんて言ったら怒られるな
「ねー、8ヵ月ってさ長い??」
そっちで話聞くのにーとちょっと拗ね気味の陽菜。
「8ヵ月って聞くと長く感じるけど…優ちゃんと付き合って8ヵ月と言われると実感ないよね」
「付き合う前からイチャイチャしてたしさ、日常的に変わったことといえば陽菜が料理うまくなったことかな」
「えー、もっとあるよ。例えば堂々とイチャイチャ…してたか、手も…繋いでた、あれっ??」
「実際は私が陽菜に惚れた5年前からずっと付き合っているようなものだよね」
「優ちゃんがオープンすぎるんだよ」
まぁまぁと陽菜をなだめつつ
そろそろ本題に…
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