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□ヘタレ卒業宣言
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「小嶋さんって意外と優しいところあるんですね」
「あぁ見えて天才だよ、陽菜は。あー、もうバカみなもなかなかだけどバカ原はもっとひどいっ」
「バカ原って…私ですか!?」
バカ原、悔しいけどネーミングセンス良いと思う、負けた。
ってそんなこと言ってる場合じゃない。
「ニャロがNotyetの情報よく知ってるのも、ゆっぴーが指原と"何がさしゆうじゃ"ってブログにupしてたの知ってるのも…指原が好きだからだよ」
「ふぅーん。指原のことが好きなんだー…ってウソでしょ!?」
ありえない展開が繰り広げられてる。私の脳はついていけてない。
小嶋さんが指原のことを好きなの!?
「ニャロとゆっぴー、いつも話してるんだよ。ヘタレなやつを好きになると大変だねって」
まさかの二人の会話…。もうAKBの2大ヘタレになってるじゃん。
「あわわわわ、でも私には里英ちゃんが…」
「きたりえも大変だね、こんなやつに好かれるとは…。ただしっ、ニャロを避けたり態度変えたりしたら召致しないからね」
「まっ、まさか麻里子様ってまだ小嶋さんっうへっ」
自分でも今の質問は聞いてはいけないことを聞いてしまった気がする。
しかも本人の目の前で…
「私がニャロと付き合ってたのは昔の話。ほらっ、ドヤ顔なんかしないの。指原は変なところには気づくんだけどね…。」
「ちなみに麻里子様の好きな人って誰ですか??」
「あっ、私あっちゃんに呼ばれてたんだった…じゃっバイバイ」
取り残された指原、何という孤独。
呼び止めたのにまくかわされてしまった。
「…サディスティックなやつめ」
ボソッとブラック指原を出してみる。
「さーしーはーらー」
「うわっ!?」
たかみなさんと優子ちゃんがこっちに来た。…わお、まだ手繋いでる。
「途中から聞いてたけど…あっ、たかみなわかる??麻里ちゃんが誰のこと好きか」
「うーんと、さっきの流れ的にあっちゃん…かな??
「たかみな正解」
「…えっ、うわあああああ、そんなっ」
指原がたかみなさんに負けるなんて…
えっ、もしかしてたかみなさん以上に鈍感なの!?
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