SS
□ゴールライン
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DVDの内容はラブストーリーだった。
たぶん優子は私たちと少し重ね合わせて選んだんだろうけど…
そう思うと急に照れ臭くなった。
確かに私の好きそうなストーリーだけど
このDVDを見たことで
どうしても気になってしまった未来
「ねぇ、優子」
「んー??」
少しだけ首を横に傾けながら、その瞳には確かに私が映っていた。
「私たち、卒業しても一緒にこうやってDVD観たりしようね」
「もちろん!!あっ、車の免許でもとったらドライブでも行こうよ」
「そうだねー、たかみな辺りに頑張ってもらわないとなー」
過ぎ去っていく1日1日。
最近の忙しさは私たちの旅立ちをせかしているようにしかようだ。
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