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なんや、あれやわぁ。
一個でも二個でも下の子と話すと若さを感じるんやわぁ。発言がおばちゃんみたいやけどしゃあないやろ





【お稲荷さんは好きですか?6】




「信ちゃんはほんによぉ食べるなぁ」


ばくばく晩御飯を食べる弟をみてるとご飯を食べなくても食べてる気になってくる。



「まぁいうて部活しとるし育ち盛りやからねぇ」


美味しい?なんてきくおばあちゃんはほわほわした顔で味の乾燥を聞いてる。おばあちゃんのご飯がまずいわけないやん。



「いつもばあちゃんの飯はうまいで」


口の端にご飯粒つけて信ちゃんがおばあちゃんにいう。かわええなぁ



「信ちゃんついとぉよ」


「ん」


ひょいと取って口に含む。おばあちゃんのたいたお米はやっぱなんか美味しいなぁなんて思う。



「…姉さんこんなの外でもやったあかんで」


「いややわ、流石に外ではせぇへんしそもそもするような人もおらんで」



急にむっとした顔で何を言うかと思えばそんなこと。姉離れしてへんのか、という気持ちがちょっとと姉離れされてなくて嬉しい気持ちがたくさん。




「しばらくは信ちゃんと一緒やからなぁ」



彼女できたらさみしいなぁなんて思いながら可愛い弟のいつもならとどかん頭を撫でてやった。














姉離れしない北さんとかね。短くてごめんなさいンゴ。
(18/04/13)


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