*おはなし*

□恋するとはこういうことA*雨でもあたしは望む*
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大好きだからって
ずっと見続けていいわけじゃない。


あぁ〜
見なければよかった。



見なきゃ後悔もしなかったのに…



それでも…


あたしは…


変わりたかったのかもしれない。




後悔だけが残っても。



*雨でもわたしは望む*








「おはよー。黒崎クン、朽木さん」


「おはよう、井上」


「おっす」


朽木さんがきて数日。


大好きな人が増えた教室。
毎朝の挨拶も楽しみで仕方ない。


「昨日の甘味屋さん、美味しかったねぇ〜」

「うむ。あの"クリームあんみつ"とやらは初めて食べたが、あの白いクリームと餡子の絶妙なハーモニーは……今、思い出してもたまらないぃ」


「うん。やっぱり餡子とクリームは最高だよね」



「なんだ、お前ら。また、あのあんみつ屋に行ったのかよ。」


「だって朽木さん、クリームあんみつ食べたことないって言ったから、是非と思いまして♪」


「だからって…3日も続けて行くかよ」


「何を言うか!あの甘味処はあんみつだけで何種類もあるのだぞ!1日で制覇できぬなら、何日も通うまでだ!」


「そうかよ…」



あたしは何だかんだで朽木さんが現世にいることを喜んでる1人だ。
昨日も、放課後にお気に入りの甘味屋さんに朽木さんとあんみつを食べに行った。


黒崎クンは3日も続けて通ってることに驚いてるみたい。
だって、すごく美味しいんだよ。
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