*おはなし*

□恋するとはこういうことD*キラキラsnow・white*
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*********†**


ガラッ!!


〃いつも通り〃に、教室の扉を開いたつもり。
さすがに、授業の途中で行方不明になった人間が、月曜日には普通に登校してきたのは自然じゃないみたいで……
クラスメイトの視線は少し痛い。

うぅ、校舎に入る前の決意が既に崩れそう…


「お、おはよ」

でも、最初から負けるわけにはいかないもの。
あたしだけは、〃いつも通り〃にさせていただきます!



「ひぃめぇ〜〜〜ぇ」

「千鶴ちゃん」

「おはよ、織姫!」

「たつきちゃん」







「心配したんだよぉ、ひめぇ」

「ご、ごめんね。千鶴ちゃん…」

「そんなにお腹痛かったんだねぇ〜、可哀想に」

「え?!」

「だって、お腹痛いって教室でていったじゃない?」

「え?……あ」



そうか!そういうコトになってるんだね……




「ひめ?」


「あ、う、うん!そうなの!あはは、お腹痛すぎて帰っちゃった」


「もう大丈夫なの?」


たつきちゃんの問いに、あたしは両腕をあげてた。

「うん!もう平気だよ」

たつきちゃんは、……鋭い。
あたしの異変にもすぐ気づいちゃう……。

だから、気づかれないようにするのは大変。


「…そっか」


たつきちゃんの安堵した表情に、あたしも思わずホッとして顔が緩んじゃう。

大丈夫だよね?
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