スノウブルー(アムネシア、イッキ★完結済!)

□どうせ覚めてしまうのなら、幸せな夢を
1ページ/3ページ



私がシャワーから上がれば、イッキさんが乱れてくしゃくしゃになったベッドのシーツをピシリ、と綺麗に引っ張っていた。

イッキさんて、几帳面ですね、と溢せば、ひとりで寝るんだったら直さないけど、なんて言いながら水の入ったペットボトルのキャップを回し、自分で飲むのではなく、私に差し出した。

差し出しされたペットボトルをそのまま受け取り、乾いた喉に流し込む。

イッキさんにペットボトルを返せば、イッキさんもそのまま水を飲む。何度か喉仏が動くのを私は見ていた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ