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□探索物件in静岡
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レポートNo.24:帝國産金大仁金山跡

所在地:静岡県伊豆市瓜生野→地図






大山空手さん主催の合同探索、今回は帝國産金大仁金山です。

物件の所在地は現伊豆市瓜生野(うりゅうの)ですが、狩野川を挟んですぐ対岸が現伊豆の国市大仁であることから、帝國産金により大仁金山と改名されたそうです。

その歴史ですが、江戸時代には瓜生野金山と呼ばれ、戦国時代は天正年間に発見されました。

江戸時代に入ると、元武田家臣で幕府金山奉行となった大久保長安によって慶長年間に最盛期を迎えます。

それから300年以上後、1933年に帝國産金興業株式会社(現在の帝産観光バス)により大改修が行われました。このころに大仁金山となったようです。

1943年の金山整備令により金の採掘や選鉱は中止されましたが、選鉱場や坑道の一部はダイキャスト工場に転用され、坑道は地下軍需工場として改装されました。

1949年に操業を再開しましたが、1958年の狩野川台風で甚大な被害を受けてしまい、操業休止状態となり、ついに1973年に閉山と相成りました。

数年前までは多くの鉱山施設の廃墟が残存していましたが、現在は山の斜面に小曲園のようなコンクリの土台部分しか残っていない状態です…。よって金山跡としましたm(__)m
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