シャルルル
□ジェレルル
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「ゼロをお連れ致しました、ジェレミア卿」
「うむ、ご苦労。下がって良いぞ」
「イエス・マイロード」
「……」
これが本当にゼロなのだろうか?
こんな少年が、大国に反逆する者なのだろうか?
しかし…、この顔、前にどこかで…。
「うっ…」
「…っ、お早うございました、ゼロ」
「…っ、誰…だ……」
「そんな淋しい事を言わないで欲しいものです。私です、ジェレミアです」
「……ジェレミア?あぁ…、オレンジか…」
「…もうその名で呼ぶのは辞めにしていただきたい。自分の立場をご理解で?」
「…っ……」
「あぁ…。夢にまで見たこの状況。私がゼロの上に立つ。まさに夢の様ではないですか!!」
「フッ…。オレンジと在ろう男が、随分と良いご身分になったものだな」
「……大口ばかり叩いていますが、貴方は今無力なのですよ?お得意のギアスも、頼りになる部下も居ない。そんな貴方がどうするおつもりで?」
「さぁな…。取り敢えず、貴様に殺されるのは勘弁したいとこだ」
「大丈夫ですよ、ゼロ。貴方は殺さず生かし続けろと、皇帝陛下から命を受けておりますので」
「…くっ…、アイツ…!!」
「殺さず…、性奴隷となりながら、ブリタニアの為に生かし続けろ、と…。死んだ方がマシだと思う位、屈辱を味わせ続けろと!!」
「うっ…!!」
首を掴み、そのまま強引に押し倒すと、ゼロは簡単に地面に倒れた。
こんな華奢で、貧弱な奴に、私は負けたのか?
「さぁ…、ゼロ…。今から私と楽しい一時を過ごしましょうか…」
「やっ…、やめろ!!」
「どうしてですか?もう何人もの男に抱かれたのでしょう?今更そんな処女ぶらないで下さいよ」
「嫌だ!!離せ!!」
ジタバタと、拘束されていない脚を動かし、必死に抵抗するが、人間ではない私の前では無力。
「大人しくしていれば、痛い目に合わずに済みますよ?」
「ハンッ、誰が貴様何かに大人しく犯られるか!!」
「理解完了。ゼロは痛いのがお好みなのですね?良いでしょう、お望み通り、酷くしてあげましょう」
拘束着のベルトを解き、拘束を解いて行く。
「このっ、やめろ!!」
「何故ですか?楽にしてあげてるのに」
「くっ…!!」
上半身の服を腕に残し、腕の自由を奪いながら、肌を露出させた。
真珠の様な美しい肌の上には、無数の跡が鏤められている。
それがキスマークだったり、鞭で叩かれた痕であったり、殴られた痕であったりと、様々な痕が身体に刻まれていた。
「滑稽ですね、ゼロ。どうです、痛みますか?」
「つっ…!!」
青く腫れた痣を親指の腹で思い切り押してやると、ゼロの顔色が苦渋の色に変わる。
あぁ…。その歪んだ表情も素晴らしい…。
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