三角定規

□第四話
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『すごっ!一くん神じゃん』

「茜が教えてくれたおかげだ」


あらまぁ可愛いこと言ってくれるじゃない。



この間の約束通り一くんに料理を教えていた。


つってもガスの使い方とか簡単なことだけなんだけどね。一くん料理上手すぎ!



「一く〜ん、何作ってるの?」

「チャーハンとやらだ」

『それと餃子』

今日は中華料理です。


「へー、よくわからないけど楽しみにしてるよ」


それだけ言って平助はテレビの前にいる総司くんのもとに行った。

2人はただいま昔のドラクエをプレイ中。


家には昔のゲームがたくさんあるんだよね。ファミコンとかもある。

お父さんがゲーム大好きだったらしい。



「茜、出来たぞ」

『美味しそう!じゃあご飯にしますか』


「皿運ぶぞ」

さすがプレイボーイ、原田くん!


『土方さんも手伝って下さい!ほら、お箸持っていく』

「あぁ、わりぃ」


何故か土方さんはこの時代の文字が読めなかったことに腹をたてて、平仮名の勉強をしている。

漢字と片仮名は多少読めるらしい。



『平助と総司くんもゲーム止める!』


大きい子どもが沢山いる。






「風呂空いたぞ、次は誰だ?」


土方さんがお風呂からあがったようだ。



風呂上がりだから髪の毛おろしてるーーーーーーー/////

美しい…///


『土方さん、シャンプーのCMに出てみませんか?』

「何わけわかんねぇこと言ってんだ」

「いいじゃん、土方さんテレビに出れるよ」


ここにきたばかりのときはテレビを斬ろうとした人が言うな。


『次平助だよ、ゲーム止めないと前髪とっちゃうよ』

「い、今すぐ入ります!」


『土方さんも早く髪の毛乾かさないと風邪ひきますよ』

しょうがないな、とでも言うように髪の毛のドライヤーで乾かした。



!そうだ………。

『カッターさん!髪の毛乾かしてあげる、貸して』


無理やりドライヤーをとった。


「自分で出来る」

『いいじゃんいいじゃん、やっぱ髪の毛さらさらですね』


ツインテールにしてやりたい!




『はい!できました』

「おぅ、ありがとな」


「土方さんだけずるいですよ、僕がお風呂からあがったら髪の毛乾かしてね茜ちゃん」

『いいよ〜』


「じゃあ俺のもやってくれ」

お前もかよ!

『いいよ』


「な…ならば俺も………」

あんたもかよ!



「あ!土方さん茜に髪の毛乾かしてもらったの?俺のもやってー」

お風呂から出てきた平助も頼んできた。


『いいよ、だけど前髪とるからね』



大きい子どもが沢山住んでいます。




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