時の架け橋

□第六話
1ページ/1ページ





私は竹箒を持って門の前に立っていた。



夏風が稽古してて話し相手がいないから、

副長室行ってたんだけど


「鬱陶しいから外の掃除でもしてこい!」

ってひどくない!?

確かにさ、副長室で沖田さんと一緒にゴロゴロ動き回ってたけどさぁ。

そこまで鬱陶しい?

……わかってます、鬱陶しいっすね。

自問自答すんなよ!

と、1人漫才をする舞ちゃんでした。



『さすが11月、落ち葉がいっぱい!』

うざっ!!

沖田さんは逃げちゃったから私一人だから大変じゃん!

掃除し終わったら土方に焼き芋したいって駄々こねてやるんだから。



ザッザッザッ

ザッザッザッ

ザッ・・・・・・・



『つまんねぇぇぇ!!』

むしゃくしゃしたから勢いよく竹箒を投げた。



ガツンッ!

「痛って」



・・・ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!

人にぶつけた!?

『スミマセン、スミマセン!私が悪ぅございました!!』

すぐにぶつけてしまった人に土下座をした。

いっつも夏風にやってるから癖でね。



「わざわざ土下座しなくてもいいだろ・・・」

ん?この声は・・・



『きょー様!!』

不知火だよ!

私がサブキャラの中で2番目に好きな人だよ。

「あ?俺のこと知ってんのか?」

『はい!』

に、してもきょー様慌ててない?

「悪りぃ、早く酒買って来ねぇと風間に怒られるだよ!」

あ〜だからか・・・。



『ちー様わがままだもんね。』

「(ちー様!?)あぁ」

『じゃあまた会おうね!多分半年後には』

「?じゃ、じゃあな」

きょー様はすたこらサッサッ〜と帰って行った。

あ、名前言うの忘れてた。



「よぉ、舞。精がでるな」

10番組が巡査から帰ってきた。

『お帰り!そうだっ、左之さん左之さん!焼き芋しよ』

「いいけど、落ち葉少ししかないぞ?」



え?

『あっ…不知火の馬鹿野郎!!』



ガツンッ!

次は左之さんに当たりました。





.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ