時の架け橋

□第九話
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私の日課は非番の幹部と遊ぶことだ。

今日のターゲットは…



『一ちゃ〜ん!!』


ヤッホー!て言いながら襖を勢いよく開けた。


あり?

『いない…』

なーんだ、つまんねっ。


ホンジャマカ新八っつぁんの部屋でも行くな。




『…ってまたいないし!』


新八っつぁんの馬鹿アホ筋肉!!

舞ちゃんぐれちゃうぞ!?

さすがに2回もハズレとはイライラする。



だから前々からしたかったミッションをしてみよう!

一度見てみたかったんだよね。


『新八っつぁんの部屋には必ずあるはず!』


ベタに押入れの中とか?



ガサゴソガサゴソ


『…発見!!隊長〜見つかりました!』


私一人だけどね。


やっぱりあったよ……春画!!うわっ、めっちゃあるし。早速見てみましょう。


『……ちょっ…エロっ//ヤバい//』


ま…まさかこんなにエロいとは…カルチャーショック!

もう止めよう//はずい//

私にはまだ早すぎた。



だが、ここですぐ帰っちゃうほど私は生半可じゃないんだ!




「何か嬉しいことでもあったのか?」


不気味だ、と付け足す。

『ふふふふふ…ちょっとね』

ニヤリと沖田さんみたいに笑った。


新八っつぁんは夏風と稽古してたらしいからそろそろ部屋に……



「う…うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

「新八!?どうした!?………春画……没収だ」

「ひ…土方さん!酷いぞ(泣)」


がはははは〜部屋中に春画をばらまいたのさっ。


私はたまにSなんだから!



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