小説:タイトル未定
□オリエンテーション!!
2ページ/9ページ
「では、始めようか」
チャキ…
レイルのやりが怪しく光る。さすが、攻撃力だけは強そうだ。「番長」
のあだ名は伊達じゃない
こっちも手の中に意識を集中させ、呪文の詠唱を開始する…
―――そのときだった・
カーンッ
というかねの音。二年生の生徒達がオリエンテーションにむかう音だ。
「勝負はミッションの後におあずけだな」
「…そうだね」
残念そうに肩をすくめる羊
「ほんじゃあいきますかぁ!」
・・・今まで黙ってた癖に結構な声で
ホウザンサさんの声で僕たちはミッションにいどんだ
☆
と、いうのが二時間前
そして今にいたる、というわけ。
「ローゼ・ブラック・ベリー」
というのはすごく大きいベリーで。五十センチくらいあり、持ち帰るのはそれはめんどくさい代物だ。
上級生はベリーを取り囲むようにして二年生をまっていた。
「さぁて。下級生たち?私に勝てるかしら」
あちらこちらですごい音だ。魔法の音、武器のぶつかり合う音。
「サマーだからって手加減はしないから」
羊がサマーを睨む
「全力でかかってきてもくれてもいいんだけどね。怪我をしたくなければ、だけど。」
にーっと無邪気な笑みを見せるホウザンサさん
「先輩って呼べるかどうか…確かめさせてもらう。」
レイルの長い髪が風になびく
「姉さん。勝負だね」
最後に僕が一歩前にでる
まだ、ベリーをとったチームは無いだろう。っていうことは上級生軍団は
すっごく強いってことか。
「スノー、楽しませてねっ♪」