テイルズ&マイソロ

□ディセンダーの日常
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ダルシオの場合



いつものように依頼をこなし、バンエルティア号に帰る。

「あっお帰りなさい!」

ピンクの髪の少女カノンノが本を閉じ、ダルシオの元へやって来た。

「ただいま。今日は何の本を読んでいたんだ?」

「今日もディセンダーの本だよ。何回読んでも面白いんだ」

カノンノはにっこり笑う。ダルシオはそうか、と一言返し、チラリとかんばんにいるもう一人アッシュを見た。

その視線に気付いたのか不機嫌そうな瞳がこちらに向いた。

「なんだ」

「いや、何もない」

とくに用事は無いのに何故かアッシュに視線がいく。
最近彼ともよく依頼に行っている。
その時のパーティ構成は大体決まってダルシオにゼロスかユーリ、ティア、それにアッシュ。
何も喋らず魔物や採掘したりするだけ。ゼロスが居れば多少は話を交えることもあった。

そこまで考えた後に、あっと思い出しアッシュに話し掛けたダルシオ。

「アッシュ。魔物の討伐の依頼、頼まれてくれるか?ルークと一緒だが」

ダルシオはそれだけ言うと艦内に入っていった。その後に怒声が聞こえたが気にせず、彼はチャットのところに報告に行った。

「お疲れ様でした。ダルシオさん、何か良いことでもありましたか?」

「特に無いが…」

「いつもの顔が崩れてるぜ」

チャットやコングマンにそう言われダルシオは、あぁと答えた。

「ちょっとな。チャット、今日はもう依頼はないか?」

「ありませんよ。何故ですか?」

不思議そうに首を傾けるチャットにダルシオは鼻を鳴らした。

「いや、今日は気分がいいからリリス達の手伝いをしてくる」


そして夕食にはダルシオが作ったカレーがでたのであった。
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