11/29の日記
22：27
城に住む
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訳あって暫く、文不相応な家に激安で住まわせてもらっている。
嬉しいので自慢する。
多少、10倍位大袈裟になるかも知れない。
※()はルビ
城主では無いが、城(ｲｯｺﾀﾞﾃ)に住む事になった。
それは立派な城で、造りから依然の長屋(ｼｬﾀｸ)とは違う。
床は全て菩提樹(ｻｸﾗ)、居室は書院造(ﾌﾛｰﾘﾝｸﾞ)、曲輪(P)に馬(ｸﾙﾏ)が40頭。壁紙はもちろん金箔(MarkⅡﾖﾘｺｳｷｭｳ)。
天守閣(ﾁｭｳﾆｶｲ)からは城下を360度見回せ爽快である。
鍵が20個付いた大手門(ｹﾞﾝｶﾝ)や防弾壁(ﾆｼﾞｭｳﾏﾄﾞ)により、隕石からも守られる鉄壁の城である。
表向御殿(ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞ)は神通力(ｵｰﾙﾃﾞﾝｶ)で全て動き、風呂は100Mと広大で、贅沢な造りではあるのだが、使用人(ｲｿｳﾛｳ)が私以外いないので、事あるごとに30階上の天守台(ｾﾝﾀｸﾎｼﾊﾞ)まで100段以上ある階段を往復するのは至難の業である。
春までの夢である。
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