LOVE
□歯医者について
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「オイ」
「ん〜」
「オイってば」
「ん〜」
「・・・電車男め」
「・・・何すか?」
「今から俺が歯医者を嫌う理由を教えてやる」
「べつにそんなこと聞きたくないんですけど;」
「まあまあ座れ。悪くはしない」
「はぁ・・・(何なんだ、この人!)」
でも五月蝿そうだしーいざこざしたら嫌だからとりあえず聞いておこう。
「まずは臭いだ。もっと自然な空気に出来ないのかといつも思う」
「へぇ」
「次は寝かされるのが気にくわない」
「そうしなきゃ診れないでしょう?」
「仰向け、だぞ?軽く拘束もされる。小道具ばかり使うAVみたいじゃないか」
どこのやつ見たんだ・・・。
「口の中、っちゅうのはアソコ、と変わらないと思わないか?」
あー・・・
「・・・解んなくもないかも」
「そこに鏡やらライトやら突っ込まれてさぁ、吸われて、ひっかかれて」
え。
え。
ちょっと・・・
「痛いんだけど・・・俺、感じちゃう の」
「きっ、き、き、キリトさぁん!?」
ドサッ!
「じゅん・・・」
「(わーっっっ!!!)」
何故に、俺の上にいらっしゃる??!!
「起っちゃったよ・・・ねぇ」
「い、いい加減にしないと怒―」
ちゅぅ
・・・・・・・・・。
「ぎゃーっ!」
「うるせぇ!大人しくヤラレろ!」
「誰か〜〜っ!!!」
end