TOA2
□L君とA君ある日の会話
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*突発的に浮かんだ会話文です。
「聞いてくれよ! 俺、こないだ過去にタイムスリップっていう貴重な体験したんだ!」
「……何なんだ。その唐突な展開は」
「理由とか今は置いとこうぜ。何が原因だったのか未だにわかってねーし。それにどうせ懇切丁寧に説明された所で理解できるでもないしさ」
「まぁ、お前の頭のつくりからして無理だろうよ」
「お前なぁ。……いや、お前がンな事言うのはいつもの事だしもういいや。
そんでさ、ここは過去なんだって理解した瞬間、俺は思ったね」
「何をだ?」
「これって過去の俺の性格がもっとマトモになるように矯正する良いチャンスじゃんって」
「……」
「んで、せっかくの機会だったし速攻で屋敷に行ったんだ」
「で、それは成功したのか?」
「いや。実際に会って話するって所まではいったんだけどさ……」
「その辺りで、なんか過去の……って言っても自分の性格を好きなように矯正するってシュミに走りすぎ感ってか、普通にキモいってコトに気付いたんだよな」
「……まあ、そう言われてみれば確かにそんな気はするな」
「んで結局、放任主義を貫いてみた」
「そしてスクスクと育った過去のお前は、わがままな放題の『立派な』親善大使様になりましたってオチか」
「すっげー! まだ何にも言ってないのによくわかったな!」
「お前、阿呆だろう? ……いや、改めて言うまでも無かったか」
携帯ページに拍手文あげるの忘れてました……ので今更こっそりアップその1。
ED後な上にタイムスリップ要素もあったりするアレな会話です。ちなみにL君の外見はちみっこだったりする。
2007/08/09 拍手にて公開
2008/09/23 PC版ページにて再録
2007/09/24発行「本気だからタチが悪い」に加筆修正で収録