10/05の日記

14:18
私の生きづらさ(仮)
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私の周りにいるのは
私よりもできる人

間違えることのない
両親
兄弟姉妹
先生

友達は
みんな輝いている

誰もがみんな
自信をもって
胸張って
正しい道を進んでいく


その中で
私一人
どの道が正しいかわからず
歩んだ道を
自信なさげに進んでいく

「これでいいんだよね?」

尋ねようにも
「そんなこともわからないのか」
「そんな程度のことを聞くな」と
結局
どれが正しいのか
わからない返答しかなく
自信ないまま
進むほかない


私以外は
みんな完璧で
間違えることなんてなくて

私以外は
みんな絶対で
だから
私だけが
ダメなやつなのだろう


それが
考えるまでもない
事実である


私だけが
おかしい

私だけが


私だけが

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11:14
それも私だ
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自分の中に
人を見下す気持ちがある

自分の中に
下に見ていた人が
特権を持つことに対する
羨ましさ
ねたましさがある


どうしようもないほど
とす黒いそれらをも

私は
抱えている







扱いやすい「いい子ちゃん」は
いてもいなくても
変わらなくて
「どーでもいー子ちゃん」なんだ

教室で暴れる子
いじめられっ子
いじめっ子

彼らのために
割かれる時間

ちょっとヤンチャな
目立つ集団
勉強のできる子
足の速い子
絵のうまい子
歌のうまい子

どこにも含まれない私

背景のように
私はいる

誰かが言ったように
私は「背後霊」なのだろう

いることに気付かれず
いることに驚かれる


私は
いないほうが
よいのだろうか?







ケガをすれば
注目が集まる

松葉杖で歩く姿は
どうしようもなく
目立つ


病気になれば
気遣ってもらえる?

多少の熱は
「気のせい」と片付けられて

頭痛も
腹痛も
言わない限り伝わらず
察せられることはない


私は言えないのに

汚れた布団を
隠してしまうほどに

何も言えずに
泣き出してしまうほどに

私は
言えないのに

察してもらえない
小さな声は
かき消される



私だけを見てほしい

兄弟姉妹が多くて
そんなことは無理だと
すり込まれてる

私だけを見てほしい

教室の中で
一番に忘れられる私

私だけを見てほしい

埋没している私を
誰か
見つけて

私だけを見てほしい

見つけてくれたその人も
他の人のことで
忙しい


何はない会話を
積み重ねていきたいけれど

入院相談
退院後の相談
あれやこれやの手続き

より心配な人が優先で
私のことは
後回しになる

わかってる
わかってる

仕方ないよね
仕方ないんだ

わかってる
わかってる

忙しい中で
それでもやりたいことを
自分で選んでこなしてる

わかってる
わかってる
わかってる

しょうがないんだ
しょうがない

わかってる
わかってる
わかってる
わかってる
わかってる


多分に私のワガママで
多分に私のキャパが
狭いだけ

一人の人と
やりとりするのが精一杯で
あちらとこちらのやりとりを
同時にこなすことができない

わかってる
わかってる

私が
笑って
「大丈夫」と言えば
それでいい

私が
一人
我慢すれば
「大丈夫」になる

わかってる
わかってる
わかってる





心の奥底に

ヘドロの氷の
かたまりがある


見ないようにしてきた気持ち
ふたをした気持ち
ないものにしてきた
知らぬ間に
わからなくなっている
私の
様々な
たくさんの
気持ちたち

さみしい
かなしい
つらい
心細い
むしゃくしゃする
気持ち悪い
訳わかんない
理解できない したくない
一緒にいて
話を聞いて
「つまらない」と
バカにしないで
一緒に笑って
エトセトラ エトセトラ…


押し込めたそれらは
耳をふさぎ
目を伏せられ
「なきもの」にされる

そうしてそれらは
他の気持ちも
「なきもの」にする

まるで
凪いだ海のように
心地よい風のように

それらが
荒れ狂うことを
忘れている







美しい海にも
津波はやってくる

千変万化の空は
台風ももたらす


私だけが
美しくあることはできない

私は

いろんな声をもつ

どんな私も
どれほど醜く
汚れていても

「それもあなただ」

否定されることない

そんな世界が
小さくても
狭くても

ある

ということに
一抹の救いを感じる

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