Poetry 1

□11 逃げた先に
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光の見える出口に向かって

ひたすらに走って

そこから抜け出した

そこに光が満ち溢れていると信じて



抜け出したそこには

まぶしすぎるほどの

光があった

うれしかった



でもそれは

いつか息絶える蛍のように

電池がなくなってしまうように

しばらくすると

なくなっていた



いくつか残ったものもあった

それでも

私が諦めてしまっていた

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