06/26の日記

09:25
みんな 同じ
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みんな
同じだと思った


今は会えないあなたに
空の向こうまで届くようにと
話しかける

あれからもう10年以上
音沙汰のないまま
忘れられないまま
時が流れてる

あなたも同じなのだ

この世界のどこかに
あなたも
あなたも
みんないる


どこかですれ違っているかもしれないし
どこかでまた
会えるのかもしれない

みんな同じだ


だから
願っていよう

どうかあなたが
笑っていますように
楽しい日々を
過ごしていますように


あなたを見つけられる自信は
あったり
なかったりだけど
たとえわからなくても
あなたが生きている
この世界のどこかで

それだけでいい


私も
この世界のどこかで
笑っていよう



***



 白いハトを一緒に見たあなたと。

 3つの詩を残してくださったあなたと。

 美化してしまいそうな、あなたと。

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08:29
後ろ向き
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それが
不毛なものだと知ってる

もう二度と
会えないかもしれないと
わかってる


だから
打ち消そう
忘れよう

珍しく
生きてることを訴える拍動に
“落ち着いておくれ”と
言い聞かす


あなたとは
どんな話をしただろうか
あなたは何が
好きと言っていただろうか

笑っていたことしか
思い出せなくて
思い出すたび
美化していく自分が
こわくてたまらない


(ありのままのあなたは
一体全体
どんな人だっただろうか)

つながることもできないままに
空想は止まらない


前を向かなきゃと
思ったのは昨日なのに
もう
こんなにも後ろを向いてる

振り返ったところで
思い出せることは少なくて
それを埋めるように
都合のいい思い出を足していく


そんなこと
しちゃダメだって
わかっているから

だから
忘れよう
忘れよう



あなたと君が
似ているというのなら尚更

混乱する記憶は
「勘違い」と名付けて
氷のヘドロに
埋めてしまおう

“いつか溶ける日が”
そんなことを願った
あの日から
変わらないまま

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