03/30の日記

21:41
寄り添うって難しい
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「ごめん」を
言う人に
「そんなことないよ」と
応える

「そんなことないよ」は
「ごめん」を言うその人に
寄り添えてないかもしれない


「ごめん」の悲しみから
逃げたいだけで
そう言う人の
そう言わざるを得ない心境から
逃げているのかもしれない


どうして
そう思うんだろう?

「そんなことないよ」を
何度繰り返しても
どうして信じてくれないのだろうかと
悲しくもなる

だけどだからこそそっと
「ごめん」を言わずにいられない気持ちに
寄り添ってみようかと思った


「自分のせい」って
思っちゃうんだね
「ごめん」って
言わずにいられないんだね

なんで
だろうね

「ごめん」を言うとき
(自分のせい)と思うとき
どんな気持ちなんだろう

あなたの気持ちは
どこに向いてるんだろう



***



自分を責めて
苦しめて

しんどくない?


顔を上げて
こっちをご覧よ

私は全然
怒ってないよ

頭を垂れるあなたに
微笑んでいるよ

「あなたのせいじゃない」
「あなたのおかげ」と
思っているよ


顔を上げて
こちらをご覧
視界を広げてみて

いつも通りの視点じゃ
季節の変化に気付けない
空の変化を見逃してしまう

だから
顔を上げてみることを
してみませんか?


そのとき私は
「ありがとう」と言いたいのです

謝ってくれてありがとう
そして
こちらを見てくれてありがとう

そうしてできれば
あなたにも「ありがとう」と
微笑んでほしいのです

私はやっぱり
悲しんでいるより
しんどい顔を見るより
笑ってる顔を
見たいから

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21:25
おかげ探し
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たくさんの人に甘えて
たくさんの優しさに触れて

(申し訳ない)と思う
「ごめん」と伝える

伝えてもなお
苦しくて目を向けられない


その言葉を
言われて初めて
その言葉は“悲しい”と思った

「ありがとう」の後には
あったかさが広がるのに
「自分のせいで
ごめん」の後には
悲しみが広がる

悲しませたくて
伝えるわけじゃないのに

私が感じたのは
悲しみだった


「ごめん」なんて
言わせてごめん

(自分のせい)なんて
思わせてごめん

「ごめん」の後に
「ごめん」が続いて

悲しみのあとに
悲しみが続く


それが悲しくて
断ち切りたいと思った

「ありがとう」を探した
「おかげ」を探した

自己満足とか
独り善がりかもしれないけど
それでも
「ごめん」の後に感じる悲しみに
遭遇したくなかった
「ありがとう」の後のあったかさに
触れたかった


甘えさせてくれてありがとう
優しさをありがとう

こんな関係になれたことにありがとう
気付かせてくれてありがとう


そうしてやっと
うつむいていた顔を上げて
相手を見てみる

「ごめん」のときには届けられなかった
微笑みと共に

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21:12
椅子
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椅子に座って
荷物の重さが
肩から椅子の上に移ったとき




“私は椅子に頼ってる”

思った


人に頼るのが苦手で
甘えるよりも
頑張ってしまって
苦しくなる

弱さをさらせなくて
抱え込んで
(一人で平気)なんて
虚栄ばかり張ってる


私は
椅子に
頼っている


それに気付いたとき
如何に自分が
いろんなものに頼りながら生きているのか
痛感した

私は一人じゃ生きられない

そうしてふっと
「椅子は
座られて初めて
椅子になる」ということも
思い出す

頼ってるだけでなく
椅子も私に座られて
初めて自分が椅子になれる

頼ってるだけのつもりが
頼られてる


私は
椅子に
頼ってる

椅子も
私に
頼っているのかもしれない

……
頑張らなくて
いいや

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