07/01の日記

22:45
都会の真夜中のライブ
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都会の夜は
明るくて
星空が見えない

穴ぼこみたいな空
見上げたら
吸い込まれてしまいそうで

それでも何故か
見上げてしまう空に
見つけた星一つ


ジャズの音が聞こえて
ふと足を止める

近づいて初めて
あぁ
トランペットかと思っていたのは
テナーサックスだったのか
と知る

聞こえなかったコントラバスの音が
体に響く

シンバルと
スネアと
バスドラム


演奏者も
足を止めて聞く人も
皆それぞれで
楽しんでいて
それが楽しい


都会の喧噪
明るすぎる街中で
胸に響く音を奏でて
笑顔の誰かが
誰かを笑顔にしてる

星が見えなくても
聴きたい声が聞こえなくなっても
通り過ぎる人が
何十人といても

それでも

この曲を知らなくても
それでも
目の前だからこそ
響くものがある

だからいい
だから素敵


こんな夜が

あったって
いい

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