09/18の日記

09:54
昨日
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あなたに
直接
「おめでとう」が言えたのは

たった一度
だけでしたね

その日もあなたは
体調がよくないとかで
マスクをしながら
司会をしていた

それでも凛々しい
真っ直ぐな声を

私は今でも
覚えています。

まだ
覚えていられてるんだな

ちょっと安堵するような
そんな心持ち。


いつも
いつも

「なんであなたは
ここにいないの」

責めるように
悲しみいっぱいの怒りを込めて
いつも虚空に泣き叫びます

返ってくるのは
風鈴を揺らす風くらいで
流れ落ちた雨水は
雨戸の向こうで
激しく音をならしています


何度も何度も

不意にやってくる悲しみに
答えも
応えもないこともわかって
それでも私は
問わずにはいられない
言わずにはいられない



あなたが
堂々と
アラフォーになった日

私は
「どうしてあなたはここにいないの」

言われる立場でした

約束が守れなくて
いるはずの場所に
いられなくて


だけどね

あなたとは決定的に違うのよ


私には
「またいつか」がある
「また」がある

そして私は
絶対にその「いつか」を
「今」に変えたいと思ってる


あなたにはそれができないでしょ
私には
それができる



だから

誕生日おめでとう

私もアラサーになって
いつか
あなたと同い年になって
そうしていつか
あなたの年を
越えていきます

今はまだ
年上なままでいて

私のワガママも
弱音も
イジワルも
何でも聞いてくれる
年上のままでいて


あなたを乗り越えるにはまだ
私はまだまだ
若いのだから

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