05/16の日記
19：13
私の理想
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抱きしめていよう
大好きなあなたを
あなたが
「優しい」からとか
「おもしろい」からとか
そういう身ぐるみなくたって
ありのままのあなたが
愛おしいから
ずっと大好きだと
何があっても味方でいると
いつまでもずっと
そう思っていよう
だけど
抱きしめたままじゃ
あなたはどこへも行けないね
私の知らないあなたを
つくっていくことができないね
いつまでもずっと
私一人で
あなたのことを
抱きしめているわけには
いかないのでしょう
抱いていなければ
何もできなかったあの頃とは
違っているのよね
一人で座り
一人で立ち
一人で歩き
そうしてどんどん
私の知らない「あなた」を
他の人と過ごしているのよね
最初のうちは
まだ舌足らずなことばで
話してくれるでしょう
私の知らない「あなた」を
そうして私は
知ることができていたでしょう
それでも
まだわからない「あなた」を
私は探そうとしてしまうかもしれない
でも
わからなくていいのです
100パーセントわかるなんてこと
誰に対してもないのだから
わからないあなたがいても
それでも今目の前にいるあなたを
愛おしく思う
この気持ちだけは
ずっと変わらずに持っていたいのです
話すことによって
離すことができるのは
私だけでなく
あなたもそうなのでしょう
あなたが私の知らない世界をもって
私に話してくれるようになることで
少しずつ少しずつ
私は子離れの準備をするのでしょう
話して離して
いつかそうして
放れても大丈夫だと
思えるときが来るのでしょう
そのときが来るまでは
否
そのときが来た後も
私はずっと
あなたの味方でいたいのです
あなたをずっと
大切に
愛おしく
大好きでいつづけたいのです
抱きしめずにはいられなかったあなたへ
少しずつ少しずつ
あなたの世界を
私の知らない世界を
つくっていってください
そうして
話して
離して
放して
あなたの世界を知らない
「さみしさ」という空洞を
私は大切にしたいと思う
どんなあなたでも
大好きなままでいます
ずっと
味方でいます
そんな私のことを
いつか
思い出してくれたら
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13：18
親とは
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産まれて
初めて出会う
一番身近な人たち
ありのままの私を
そのまま受け入れてほしくて
誰よりもあなたに
愛してほしくて
愛してるって
言わなくても
伝えなくても
通じてると思うからこそ
厳しいことも言う
教えなきゃ
わからせなきゃ
って
愛してる
とか
信じてる
とか
どうやって伝えるんだっけ？
伝わると思っていたから
伝え方なんて
わからないんだ
親だって人間なんだ
って
私が気付いたのはいつだっただろう
私が不完全な存在なのではなく
人間は皆
完璧なんかじゃないのだ
と
きっと
気付いていないだけで
わかっていないだけ
今はまだ
伝わっていないだけで
私は誰よりも
愛されていた
無条件に抱きしめてもらえていた頃の記憶を
私はなくしてしまうから
そのときのように
抱きしめてほしい
受け入れてほしい
と
求めてしまうんだ
だけど
抱きしめなくても
伝わるのだと
抱きしめずとも
伝えられるのだと
そうやって
自分の道を歩けるように
抱きしめることを
やめてくれたんだね
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