LOVE LETTER〜longnovel〜
□四枚目のラブレター
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「あんた誰?」
俺のキャラは壊さずに聞いた。
「陸上部とじぇしか先輩のバンドのドラム担当の北乃です。」
そういえば、アイツバンドやってたな。
ボーカルだぞ→(かっけー)
「北乃くん。何かあった?」
「いやっ、短距離で新記録が出て、知らせたくて。先輩よりは遅いけど。」
そんな事で俺の二宮に手出すなよ。
それなのに、アイツは後輩を撫でた。
「よーし、よーし。」
「じぇしか先輩、ありがとうございます。」
すると、後輩はアイツに耳打ちをした。
《あとで練習しましょう。ドラムのリズムがわかんなくて》
耳打ちしたあとに悪魔のような微笑みした。
「うん、わかっ、、、」
二宮のホッペにキスした。
「先輩、すきあり。」
「っちょっと北乃くん!」
「先輩がいけないもん。」
「じぇしか〜、いたいた!手伝って。いま、大変なのよ。」
二宮は友達に連れていかれた。
アイツもポニーテールがゆれる。(通称ポニテアタック)
「おまっ、じぇしかちゃんになにしてんだよ。」
「先輩はみんなのものじゃないですか?」
「アイツはものじゃねぇ、人だ。」
俺は頭を掻きながら、屋上を出た。
「村上くん、お弁当!」
「こっち向いて!」
俺、結構モテるからな〜。
だけど、今日だけは追っかけもイライラした。