LOVE LETTER〜longnovel〜
□五枚目のラブレター
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「会いたかった。」
赤松は後ろから抱いてきた。
「び、びっくりした。」
赤松は微笑んだ。
「俺のこと考えてたとか?」
この笑顔を失いたくなくて、こくっとうなずいた。
「嘘つき。」
オデコにでこぴんされた。
「好きな女の考えてることぐらい知ってるよっ。」
机の上に座った。
「危ないよ、赤松」
赤松は顔を近づけた。
「好き。」
「知ってる。」
「俺ら付き合ってるのに、俺から好きって言ってないよね。」
「好きだよ。」
嘘。
なのに、アイツがいた。
村上がいた。