外界世界樹の歴史

□竜術士物語
1ページ/1ページ

燃え盛る、赤の炎が放たれて…逃げ惑う獣人焼きました…血肉が焼ける臭立ち込めて…悲鳴が森に響きます…
秘密の守人、精霊も抵抗して殺された…
人間達に殺された…
精霊達はもういない…
獣人達はもういない…
秘密の守人死にました…

美しき森はもう存在しない…







蒼や翠や碧で冴える
美しき森がありました…
小さな村がありました…
美しき精霊が飛び回り、
賢き獣人が笑い会い、
秘密の森人歌い踊る…
優しく賑やかな村がありました…

人間はいない…
不死の住まう美しき森。





深き森の理は、生きた人間は入れない…
死人へ誘う小さな森。
一度迷えば出られない…
霧の深い呪いの森…
決して近づいてはならないよ?
森は腹を空かせてる…
人を喰う黒の森。






美しき森にありました、小さな村の住人に、小さな守人おりました。
小さな守人抱える卵、竜の卵でありました。
小さな守人言いました。
「いつか仲間に会わせましょう。いつか仲間に帰しましょう」
小さな守人抱える卵、竜の卵でありました。
美しき森にありました、小さな村の住人に、小さな守人おりました…
美しき森にありました、小さな守人の物語…悲劇の森の物語
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ