大空の少年、走る!

□忠犬は振り回すためにいるようなもんさ。
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俺はリボーンが出ていった後、これからどうするか考えていた。



高校卒業までかぁ。


あまり時間はないので、早く始めたほうがいいだろう。


「よし、とりあえず獄寺君のとこいこう。」


彼は俺の身近にいる人たちのなかで、きっと唯一メンバーになるだろうと予想したからだ。


スウェットをぬぎ、適度に自分を飾る


この3年間で俺は見た目にも結構気を使うようになった。
リボーンが、人と関わるときに一番大事なのは第一印象だ。第一印象は見た目で決まるんだから、もうちょっとマシな格好しやがれ。
と言ってきたので、雑誌とかを読みまくった。


「よし、これでいいか。」


チラと時計を見ると、丁度12時だった。


どうりで腹が減るわけだ。


獄寺君になにかご飯作ってもらおうかな。なんて思いつつ、俺は家を出た。
さっきまで俺を眠りの世界へと誘っていた暖かい日差しにあたりながら、
真っ青な空の下、いつもタバコをくわえている今じゃ自他共に認める右腕の彼のもとへ足を進めた。


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