[進撃]ゆめみち
□白雪姫と王子様
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もうすぐウォール・ローゼに着くという時、私達の目に信じられないものが映った。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「「!?」」
それは巨人を攻撃する巨人
「奇行種…?」
「奇行種でもあんなことはしねぇ…。」
「あそこに兵士がまだいる…。」
「……。」
「リヴァイ。」
私は兵士として決断をした。
「私を置いて行って。」
「なんだと?」
「私もすぐ追いかけるから。」
「出来るのか。」
「立体機動装置を借りる。」
「……。」
「リヴァイ…
信じてる…。」
私にとって難しい選択だったが、それはリヴァイにとっても難しかった。
でもリヴァイも分かっているはず…
「わかった。」
あなたが兵士長だっていうことを。
リヴァイは私を地面に下ろすと奇行種のもとに直行した。
「愛してる。」
リヴァイは言わなかったけど
分かってる
もう足手まといになってるって。