[REBORN] Dream Road
□怒りの一撃
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「白蘭!!!」
アルコバレーノを抜いてその場にいた全員が固まった
「…ゆり。」
「降りて来なさい。」
今は白蘭と綱吉が戦っている所だ
ゆりは白蘭の彼女で全体でいうとリボーンの次の強さを持っている
そんな彼女がなんで今になって怒っているのかって?
最初はリボーン達も『ゆりは白蘭の方に寝返った』と思っていた
全く家から出ない、会えもしないのはボンゴレに顔向けできないからだと思っていた
だがそんなわけではない
−−−−−ゆりは妊娠しいていた。
勿論白蘭の子だ
ゆりが妊娠していてしかも白蘭に説教しようと顔を真っ赤にしている所を見ている限り、今までのは全て勘違いだったのだと気づいた
「ゆり…赤ちゃんが…。」
「赤ちゃんの為にもここであんたに怒る必要があるわ!」
「待て、ゆり。知らなかったのか?」
リボーンが口を出した
「あたしこの何ヶ月かずっとつわりとかで部屋にこもってたの。ごめんなさいねボンゴレ。」
「え、あ…あの。」
「ごめんなさい綱吉、後で話しましょう…白蘭?」
「…。」
「あなたどういうつもり?やっと書類を見る余裕が出来たからあなたの部屋に行ったの。あなたが仕事をしないって部下が嘆いてるから。」
「……。」
「あんた部下放ったらかしにして何をしてんのよ!!」
さっきまで自信満々だった白蘭は何処に行ったのか…一気にシュンとする白蘭
「ブラックスペルの人に全部聞いたわよ。あんた仕事も適当にやってこんなことにばっか経費使ってたんですってね。」
(リアルな話だ。)
綱吉は心の中でそう突っ込みながらリボーンを見た
「なんでゆりはここにいるってわかったの?」
「俺が連れてきたんだゾ。」
「どうやってはいれたんだー!?」
「勿論変装だ。」
「僕の夢だったんだ…。」
「夢ってなによ。」
「…世界を僕のものにするんだ。」
「それなら勉強しな!!力で変えるなんて古いのよ。」
(ごもっともだー!)
「違うんだ、そういうのじゃないんだ!もっとめちゃくちゃにしたいんだ!!燃える建物や見回りをする何十体ものモスカや…。」
「あんたあたしより弱い癖によく実行しようと思ったわね!本当に出来るとでも思ってたの!?」
「でも他の世界では出来てたよね。」
綱吉がこっそりリボーンに話しかけた
「他の世界にゆりはいないからな。」